オンライン英会話について考察する

オンライン英会話について考察する

時代はオンライン英会話。時代の変遷を見ながらオンライン英会話について考えます。

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21世紀が生んだ最高傑作の一つがオンライン英会話かもしれません。


これまでの学習法の欠点をかき消す、秀逸なシステムだと思います。


これまでの学習法と比較しながら考えてみましょう。



学校の英語授業:英語の読み書きが中心であって英会話の練習は少ない

本:ノウハウはわかるものの、実践はできない

CD付の本:本から一歩進んでヒアリングまで行けるが、発声は確認できない。

英会話スクール:英会話レッスンとしては最適だが高額。


英会話スクールがもっと安ければ、と思った人が多いのでしょう。

正に金額が安くなったのがオンライン英会話です。

オンラインで学習できるので通学する手間も省けます。


しかし、オンライン英会話も完璧ではありません。

料金が安価になっているのは、インターネット回線の普及と無料通話ができるスカイプのおかげもありますが、人件費の安価な英語圏の人を講師に採用している点もあります。

講師の質を見分ける必要があります。

いくら料金が安いからと言っても、講師の質が悪ければ英会話のレベルは上がるわけがありませんし、癖や訛りのある英会話でレッスンを受けていたら、そのように耳が覚えてしまいます。

これは厄介です。


値段だけにとらわれないで、講師の質を見分けることが重要です。

ほとんどのオンライン英会話で無料体験レッスンを行っているので、無料体験レッスンで講師の質を体感したり、日本人スタッフに色々と質問をぶつけてみる必要があると思います。





日本人が英語と接するのは学校の授業が一番でしょう。

そして、洋画や洋楽に興味がある人は、英語に興味を持つと思います。

また、近年ではインターネットやLCCの普及で英語は身近なものになっています。

こうした人たちが学校教育の英語授業だけで英語が話せるようになるかと言えば、決してそんなことはありません。

プラスアルファのレッスンが必要です。

しかし、学校教育の英語以外にどのようなレッスンスタイルがこれまであったのでしょうか?

その歴史について考察したいと思います。

どこかにこうした文献があるかもしれませんが、見つかりませので、私の個人的な考えです。


戦時中は英語の利用が禁止されていましたが、戦後になって英語が解禁されました。

とはいっても、英語に興味がある人はほとんどいなかったでしょう。

テレビ放送が開始され、海外の情報が入ってくるようになったと言っても、それほどの量ではありません。

おそらくバブル経済が始まるころから英語熱が高まったのではないかと思います。

洋画や洋楽が身近になったから、そのよに考えます。


このころの人が英語を学ぶにはどうしたらよかったのでしょうか?

本屋さんに行けば教材は売っていたかもしれませんが、それは英会話とはなりません。

平成になるとCD付の本も出ましたが、それでもヒヤリングまでです。

おそらく英会話教室に行くしかなかったのでしょうが、それはとても高額でした。

このような状況で英会話を覚えるのは至難の業だったと思います。

こう考えると、オンライン英会話は画期的なシステムだと感じますね。


江戸時代の鎖国が解かれ、明治時代からは英語教育が盛んになったかといえば、実はそうでもありません。

明治時代には、小学校でも英語教育がされていた時期がありましたが、日本語の重要性の観点から、英語教育は直ぐに中止となりました。

その後、昭和時代の太平洋戦争下では英語の使用が禁止されていたこともあり、戦後になって英語授業が本格化しています。

本格化と言っても、英会話が話せるようになる授業とは言い難いと思います。


常に日本の英語教育は問題化されています。

テスト対策で行っているだけで実践向けではないと。

事実そうだと感じます。

義務教育だけでも1000時間を超える英語授業があり、高校も含めたら2000時間を超えるでしょうか?

英会話は2500時間接したら話せるようになるという統計を出している人もいますが、日本人で学校教育だけで英語が話せるようになった人は少ないでしょう。

しかし、読み書きには優れています。

日本人が受ける英語の試験、例えばセンター試験を英語圏の学生に受けさせても、高得点は取れないようです。

日本人の英語教育はパズル用にとらえているのかもしれません。

点数を取るための手法を得るだけです。


最近では英語教育も変化があり、センター試験でもヒアリングが導入されました。

そして2013年からは、明治時代に一旦諦めた小学校での英語教育も始まりました。

今後の日本人が英語を話せるようになるには、学校での英語教育の更なる改革が必要と感じますが、現状は外部の英会話スクールを活用するしかないと思います。



日本の歴史を考えてみると、古くはアジアと接していましたが、欧米諸国と繋がりを見せたのは比較的新しい時代だと思います。

その為、民族として英語と接している期間もとても短いと思います。

学校の教科書を思い出してみても、英語圏と初めて接したのはペルー来航だと思います。

江戸時代には鎖国をしていたので、そもそも海外の文化や言語との接触はありませんでした。

江戸時代末期に初めて英語と接したとしたら、日本人と英語の関係性はせいぜい150年くらいです。


明治になって、海外との接触が増えたとはいえ、実際に日本人で英語に接した人はほんの一握りでしょう。

大正になっても同じだったと思います。

もちろん昭和初期も同じでしょうが、太平洋戦争によって日本と英語の時代は止まってしまいます。

英語の使用が禁止されたしまったのです。

例えば野球でも、英語のコールは禁止され、ストライクは「よし」、ボールは「だめ」と表現されることになりました。

戦後、GHQが入ってきてアメリカの統治下におかれましたが、それでも英語が普及していったわけではありません。

やはり英語と接する人はごく一部。


昭和の高度成長期は日本企業がどんどん海外に出て行きましたが、日本の商社マンが英語が話せたわけではないみたいです。

今では商社に勤める人は英語が話せて当然みたいな感じですが、このような状況になったのは平成になってからかもしれませんね。


もっともっと英会話が話せる日本人が誕生しなければ、日本は国際社会で戦っていけなくなると思います。

21世紀になって世界がどんどん近くなってきました。

インターネットの普及によって、世界中の情報は瞬時にして入手できます。

パソコンのような持ち運びに不便なものだけではなく、スマホの誕生によって情報は手のひらサイズ。

片手で世界がわかる時代です。

しかし、その情報の多くは英語。


航空業界の技術・システムの発達により格安航空会社LCCも誕生しました。

場所によっては国内よりも安い海外に行けてしまうケースがあります。

そんな時、英語が話せるとちょっと違いますよね。

近場のアジアでも英語が話せると視野が変わってきます。


このように世界が急速に近くなってきたことから英会話を勉強したい人たちが増えていると思います。

そして、その学習法も変わってきています。

今ではインターネットの力により、英会話レッスンの主流はオンラインに。

オンラインにすることにより格安に英会話レッスンを受けることができました。

これには英語圏の人件費の安い講師を利用するというのが一つのビジネススキームになっています。

このスキームを最初に開発したのはレアジョブでしょうか?

レアジョブは上場するくらいに大きな会社となり、オンライン英会話業界を引っ張っています。

レアジョブの生徒の感想を見ていても、安くて楽しいという言葉が並びます。

安くて楽しいという感想を持てると、継続が出来ますよね。

英会話は継続しなければ上手くなりませんから、とても重要なことだと思います。

レアジョブ 感想

このブログでは、日本の英語教育を含めて、英会話レッスンの変遷について考えていきたいと思います。