クリエイターのワークスペース
サイバーエージェントのオフィスをご覧になったことはありますか?
この通り、とてもユニークなオフィスです。
そんなオフィススペースの改修に携わった、webデザイナーUさんの想いをご覧ください!
-------------------------------------------------------------------
古代ギリシャ時代、会議は寝そべって行っていたらしい。
知ってました?確かめようが無いのですが、理屈はこうです。
寝そべっている方が頭の緊張もほぐれ、また不要な上下関係の
中で生まれるプレッシャーを取り除き、伸びやかで艶やか
な発想が生まれる。
ステキです。
クリエイターは創り出す。生み出す。ことが仕事です。
凝り固まった姿勢、空間では凝り固まった発想しか出てきません。
「良いもの」を生み出すことのできる自由な空間を創るべく
私は今回、ワークスペースの改修にあたりました。
コンセプトは「Communication and Concentration」
会話と集中を中心としていくつもの配慮を施してみました。
それでは実際の什器の説明をしていきましょう。
まず一つ。
ホワイトボード。
いたるところにパーテーション替りのしゃれたホワイトボードが置いてあります。
軽く湾曲しているところがポイントです。
一個一個京都で作っています。
軽いブレストから内部MTGでかなり頻繁に利用されています。
あまりにも頻繁に利用されるので追加発注までしたシロモノです。
本当ならMTGデスク、個人デスクの目の前のパーテーション
はたまた壁全部、ホワイトボード仕様にしたかったのですが。
次。
デスク周り。
いわずと知れたハーマンミラー。
クリエイター御用達アーロンチャアで有名ですね。
120°に曲がった机です。
実際の面積より広く感じられ設置スペースのわりに物が置けます。
いろいろメーカーからオプションが出ているので、頑張った人に
インセンティブとして提供、というのもありかなと考えています。
では続きまして。
イス。
オカムラ製作所のアトラスです。
なぜアーロンチェアにしなかったか。そこがまたポイントです。
これは座面が低く、ヘッドレストつきなのです。体を後ろに投げ出す姿勢で
画面を見ることで、まず目が疲れない、なぜなら伏目がちになるから、だそうです。
共有スペースのソファー。
IDEE製です。
いろんな組方ができて、同じ空間にいても複数のコアを作ることにより
同時にブレストMTGが行える。といったシロモノです。
サル山のような感じですかね。
振り返れば移動可能なソファー。
オカムラ製作所製。
これもまた便利、他社の方を交えることのないブレストMTGであれば、すぐに振り返ってグループメンバーとMTGが行えるという状況が随所で作れる。
「鉄は熱いうちに打て」 という訳です。
クリエイティブを生かす空間創りはまだ完成に至っておりません。
自分の中で、当初の構想のまだ1割程度でしょうか。
「Communication and Concentration」という視点で実施できたものはありますが、
その他にも和室を作ったり、玉砂利轢いたり、日本人ならではのクリエイティブを生み出す
安らぐ空間というのも作りたいと思っています。
それが日本発世界に通用するサービスを生む手がかりの一つだと考えているからです。
新たな取組みはまだまだ続きますので、またこの場を借りて、何かしら報告ができればと思います!
就職活動生の皆さんへのエール②
前回好評をいただいた、就職活動生の皆さんへのエールコーナーをお送り致します。
本日はエンジニアAさんからのメッセージです。
----------------------------------------------------------------
仕事内容、それと写真をお願いします!
プロデュース、デザイン、システム側とサービス開発を共有してそれに見合ったインフラの設計・構築とリリース後のサービスの安定運用を目指しています。他のグループ以上にグループ間の親密な連携が大切なので、足を使って駆け回っていたりします。
今後サイバーエージェントでやりたい仕事は何ですか?どんなサービスが作りたいですか?
多くの人に使って貰えるようなサービスを作るところを経験したり育てたりしたいと考えてます。
サイバーエージェントはアイデアが認められるとゼロからモノつくりを経験できてイチを作り出し、それを10にも100にもと成長させる過程に携われる環境といってよいと思ってます。
特にインターネットに強いサイバーエージェントにいるからには、それを介したチャンスを生かしたあっと驚くものや、日本初(世界初)のサービスに携わりたいし、そういうものつくりをしていきたいし、そういう立場に立ちたいです。
社会人のプライベートって?
ON/OFFはきっちり分ける派です。
休みを利用して、ドライブとかしています。ホリデードライバーなのでそう遠くへは行けませんが・・・。近い目標は関東地方脱出です!
また、ONとOFFといえば、お気に入りの本があります。
前ソニーCEOの出井さん著の「ONとOFF」。結構為になりますよ。
就職活動生に向けて一言!
目先のことにとらわれることなく、3年後、5年後の自分はいったい何をしているのか、何をしていたいのか、どうなっていたいかをまずは描くことをすすめます。
目標(夢)はできるだけ鮮明に持っていたほうがいいと思います。
ただ夢といっても、結構重要で、諦めてしまう夢は本当の夢ではないと思うし、自分をしっかり見つめていない証拠だったりします。
夢を描くこと、それが自分のキャリアパスにおのずとなって、自分の進みたい職業が見えるし、やりたいことがわかると思います。
まわりの雰囲気だけじゃなくて自分を見つめて、活動してください![]()
「MySQL December 2006 セミナー」レポート
新入社員エンジニアのMから、「MySQL December 2006 セミナー」をご紹介します。
-------------------------------------------------------------------------
セミナーでは、サイバーエージェントのシステムアーキテクト佐藤真人が招かれ、
MySQLの最新活用状況として、サイバーエージェント社内の「『Amebaブログ(アメブロ)』での事例を講演しました。
※MySQLとは、リレーショナルデータベースを管理、運用するためのシステム(RDBMS)です。
簡単に言うと、保持しているデータの管理・目的に合わせたデータの検索・抽出などを容易に行うためのシステムのこと。
※セミナー主催:MySQL株式会社http://www-jp.mysql.com/news-and-events/web-seminars/mysql-japanese-dec06.php.ja
それでは、セミナーの講演の様子をご覧ください!
------------------------------------------------------------------------
【Ameba by CyberAgent データベースアーキテクチャ概説】
演者:佐藤真人(株式会社サイバーエージェント 新規開発局/システムアーキテクト)
Ameba(アメブロ)では、日記を書くブログ以外にもトップ/ホーム、プロフィール、メッセージ、ポイント、ニュース、AmebaVision(動画共有サービス)、みんなのテーマ、みんなの絵文字というようなユーザーの方に楽しんでいただける機能・サービスを多く開発しています。
システムの開発スピードが格段に加速し、立て続けにシステムの開発が行われてきました。その一つであるメッセージ機能は、「日経SYSTEMS」に取り上げていただきました。
単純なMySQLのシステムを使って日本で最高レベルのパフォーマンスを出せるような設計になっています。
さて、このAmeba(アメブロ)は、2006年7月頃PVが加速的に伸び負荷が増えてきましたが、パートナー会社と共に開発したデータベースの設計上、(データベースの)スケールアップ(*注1)を行う際にCPU追加しか対処法がありませんでした。
しかも追加できる個数も12個のポストの対して残り4つしか空きがなかった、というかなり厳しい状況でした。
そして考え抜いた結果、MySQLとOracle(*注2)との分散という形にしました。
そうすることで、今後負荷が増えた場合にもMySQLのサーバを追加していけば良い、という拡張性の高い状況になったのです。
Ameba(アメブロ)のアーキテクチャ(*資料1)(*注3)を見てください。
線の上側がパートナー会社による設計になっておりますが、Sun ONE、BEA、Oracleといったライセンスが必要なものを、Apache、Tomcat、MySQLを利用して全て置き換えました。
また、開発スケジュールに関してですが、8月に開発を開始し、10月末に更新系のリリースが完了し、また参照負荷分散の第1フェーズをリリースしました。
開発リソースでは、合計4~5名のエンジニアが携わりました。
2~3名のJavaエンジニアが、独自2相コミットフレームワークや、パーティショニング分散フレームワーク、OracleからMySQLへのデータコンバータなどの開発(*注2)を行い、そのパーティショニングフレームワークを利用した参照系プログラム(*注4)の開発にあたったJavaエンジニアが1名。
そこにDBエンジニアとして、私が参加しました。
結論としまして、この第1フェーズリリースによって、想像以上の負荷軽減効果が得られました。
OracleがCPU負荷15%減、参照系に関しましては負荷が30%減という形です。
この第1フェーズは、Ameba(アメブロ)のDB負荷問題はほぼ解消したのです。
今後のPV増に対しても、スケールアップというかたちではなくスケールアウト(*注5)という形で対処できます。
コスト面に関しましても、スケールアップは高くつくため、(スケールアウトで済むことにより)今後のPV増に対する投資コストも1/3~1/4に圧縮することができたと言えます。
【注釈一覧】
1. スケールアップ
サーバなどの機能強化の方法。
CPUやメモリなどの強化、もしくはサーバ自体の交換によってサーバの能力を上げ、より高い負荷に耐えられるように拡張する。構成が単純で管理しやすく、また拡張方法によっては台数を増やすよりも投資効果が高いなどが利点とされる。
一方、複数台運用でないため、スケールアップを行う際にサーバを停止しなければならず、また障害回復までに時間がかかるなどの欠点がある。
2. OracleからMySQLへのデータコンバータなどの開発
メーカーによって違う規格のデータを移行(コンバート)させるツールを開発した。
ちなみにOracle世界最大のデータベースソフトメーカーであるOracle社の基幹製品であるリレーショナルデータベース管理システム。当初、アメブロではOracleを使用していた。
機能的な位置づけとしてはMySQLと同じと考えられるが、Oracleの使用にはOracle社のライセンス・メンテナンス料などが必要となるため、本講演では、BtoCサービスに使うにはコストがかかりすぎると紹介している。
3. アーキテクチャ
ハードウェア、OS、ネットワーク、アプリケーションソフトなどの基本設計や設計思想のこと。
4. パーティショニングフレームワークを利用した参照系プログラム
アメブロでは、データベースに格納されているデータの更新系(データの書換え)と参照系(データの呼出し)それぞれに対するリクエストが1:99の割合である(参照系が圧倒的に多い)ため、参照系に対するリクエストによる負荷をいかに減らせるかがポイントとなる。これを解決するために開発したプログラム。
5. スケールアウト
スケールアップがサーバ自体の機能強化によってパフォーマンス向上を図るのに対し、スケールアウトではサーバの数を増やすことで、サーバ群全体のパフォーマンスを向上させる。
例えば、一台のサーバが1万人のユーザーしか処理できないとしても、サーバを2台に増やして負荷を分散すれば2万人のユーザーに対応できる、という理屈。
スケールアウトした場合、複数のサーバを連携して動作させるため、メンテナンスや障害発生時にもサービスを完全に停止させる必要が無いことが利点となる。
一方で、サーバの台数が増えるため、管理の手間が増えること、また有料のサーバ用ソフトウェアを使っている場合、ライセンス料も高額になりがちであるが、当社はフリーソフト(MySQL)を使っているため、この問題は解決されている。
【資料一覧】
1. アメブロのアーキテクチャ
主なOS,ミドルウェア、サーバ類
(以前)
? Sun ONE Web Server 6.1
? BEA Weblogic Server 8.1
? Oracle…Oracle 10gR1, Solaris/Sparc(共有ディスク方式)
―― UltraSPARC IV x 8CPU(Max12CPU)
(現在)
? Apache(2.0)
? Tomcat5.5
? MySQL4.1
? MySQL Cluster
? 非同期キューイングシステム
? 独自開発クラスターファイルシステム、並列分散処理システム(MapReduceベース)
? 非同期キューイングサーバ
------------------------------------------------------------------------
~セミナーに参加して~
Web2.0なサービスが次々と現れている昨今、MySQLがそれらのサービスを支えている様子が伝わるセミナーでした。
サイバーエージェントが誇るWeb2.0的サービスであるAmeba(アメブロ)は、140万人を超えるユーザーの方々に快適に使ってもらえるように日々進化し続けています。
そのためには、表面的な新機能と同様に、裏で動くシステムがユーザーの動きに対応できるように優れた仕組みを用意しておくことも非常に重要です。
そのためには、こうしたセミナーに出席し、参加者とホットな情報や最新の情報を交換し、常に技術トレンドの最先端にいるための活動を行うことが、現在のインターネット企業に必要な姿勢ではないでしょうか。
サイバーエージェントでは、社員が自発的にセミナーに参加したり、勉強会を開催したりといった活動が数多く見られます。
こうした社風を大切にしていきたいですね。
新入社員の自分も、ますます学んで精進していきます!
さて、今回の講演内容に関してですが、佐藤さんのAmeba(アメブロ)にかける情熱が伝わる講演内容でした。
サービスの裏側にはこうした努力があったんですね。
常にユーザーを考え、ユーザーが使いやすいサービスを提供する。
それは単に新サービスを提供すれば良いわけではなく、こうした形でも提供できるものだと言えます。
今後とも、『ユーザーに優しいAmeba(アメブロ)』を創っていくための活動をレポートしていきたいと思います。
以上、読んでいただきまして、ありがとうございました!








