介護セラピーの症例① | アロマロミロミヒーリング&バッチフラワーエッセンスサロン  

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歌って踊れるフラセラピストかおるです。身体・心をほぐし魂を輝かすお手伝いをしています。ゆりかご~墓場まで、各地でハンドマッサージセミナーや、レディースクリニックや介護施設などでも施術しています。小中学生の親子セラピーを大切に活動しています。

2008年3月よりデイサービスでのアロマボランティアを始め
2013年6月より生活相談員としてデイサービスに非常勤勤務。
ボランティアでないアロマケアを
セラピスト兼生活相談員としてスタートしました。

ボランティアの時は、個人情報保護の為
タッチケアを通しての感覚でしか、相手を知る事ができませんでしたが
生活相談員として、利用者さんの情報だけでなく
家庭訪問もさせて頂きご家族とも接することに より
深いケアができるようになりました。
半年経ち様々な変化が起き
今までボランティアとして接していた事を反省しています。

「癒す」ということは、今もボランティアも一緒です。
でも、ボランティアでは予防はできても
大きな改善にまではいたらなかったと思います。
まだまだですが、介護現場にアロマケアが広まることを願い
症例をご紹介します。
生活歴や環境・病歴・薬歴があっての現状。
必要なところは記載しますが、個人情報保護の為に
紹介1から順番に Aさん、Bさん.....とさせて頂きます。


Aさん(80歳・要介護2) 国際線スチュワーデスをされていたこともあり
気遣いが細やかで言葉も丁寧で優しい女性。
アルツハイマー型認知症。
コミュニケーションは普通に取れるが、短期記憶がない。
神経性頻尿の為、スイッチが入ると5分と経たずにトイレに行く。
いつスイッチが入るかはその時に寄るが
帰る頃の時間帯は毎回のこと。
「夕飯の支度があるから帰ります。」と一人で帰ろうとし
実際目が離れた瞬間に一人で帰ろうと飛び出したことがある。
家族旅行の際にも、慣れない場所の不安の為に
飛び出したことがあるそう。

お帰りの時間が近づくと何度もトイレに行くだけでなく
一人で帰ろうとしてしまうので
一緒にお話しをするようにするが、ふとした間にトイレに立ってしまう。
ご家族にアロマの説明をして、アロマトリートメントを実施。
お話ししながら手・足をゆ~っくりと30分位トリートメント。
Aさんのお話し・楽しい思い出を聴きだす。
イギリス・英語・テニス・ゴルフ・息子さんの話し、、、など。
どうやら話しているAさんは私と同じ位の年齢のよう?
「気持ちいいわぁ~」と言いながら
自分の話をし、そして私の事も気遣って下さりトイレに行くこともない。

介護現場でのアロマケアは
足の浮腫みの強い方に人気がありますが
不穏・不安や認知症、睡眠導入剤・精神安定剤を常用している方に
目で観えない変化が起きています。