はい、というわけで、結局東京公演の後ブログをかけぬまま千秋楽を迎えてしまいました……。
例によって、推敲も何もしていない感情のままに書きなぐったブログなので、読みづらいことこの上なしです、ご了承ください!!
ハイパープロジェクション演劇
「ハイキュー‼ 最強の場所(チーム)」
ならびに
「劇団ハイキュー‼」
への感謝を込めてのブログ(タイトルが雑……)
いやー終わっちゃった。
これを書きながら思っていることは、「このブログを書き終わったら私も演劇ハイキューを卒業するんだなぁ」という不思議な気持ちです。
いや、たぶん新作はあると思うんですよ、ないわけない!!!(謎の根拠)
でも、それを観にいく時ってきっと、OB/OG、卒業生のような気持ちで観に行くと思うんです。
回数だって、おそらく大事に1回だけ見に行くんだと思う。
ネガティブな感情はまったくなくて、「じゃあ、次の世代に譲るね」というか。「応援、頑張ってね。うちら卒業生だからあんまり来られないんだわ」というか(何それ)。
とかいってめちゃめちゃドはまりして通い始めちゃう可能性も否定はできないんですが(笑)。
勝者と敗者でその魅力に打ちのめされ、初めて舞台を全通というものをした「進化の夏」。やっぱり思い出深いです。37ステージ。通ったなぁ。でもさ、1回も同じ回はなかったよ。ホントに。毎回違う物語を見ているみたいだった。
※最強の場所も全通者がちらほらいたようなのですが、まずチケットをとれたことがすごい!!!!!うらやましすぎて死んでしまう!!!!あと五千回見たい!!!!!(無茶言うな)
「全通する人ってどんな仕事しているんだろう? いくら使ってるの?」みたいな話題を、隣の席の人達がしていたんですけど、自分の場合はそのころはノマドワーカーだったので(パソコンがあれば仕事ができる)、朝ホテルで仕事をして、マチネを見て帰って来て仕事して、ソワレを見て帰ってきて仕事する、みたいな感じで地方公演は回っていましたね。お金は、たぶん70万くらい使ったと思う……。貯金を……はたいて……。後悔はないです(笑)。
いやー、通ってると、演劇ハイキューが中心の生活になるんですよね、ホント面白かった。
絶対に顔を覚えられたくないので(恥ずかしいという自意識過剰さ。笑)、マチソワ間で服を変えたりしていた(笑)。
全国にお友達もできて。ツイッターで交流とかしたりして。いやこれホント初めての経験で。仕事抜きに本当に好きなものを通じて出会う友達なんて、大人になるとなかなかいないじゃないですか? 地方で一緒にご飯を食べたり、ハイキューのことを語り合ったりして、そのお付き合いは今でも続いていたりして、いやぁ、ありがたいです。これも演劇ハイキューのおかげ。
進化の夏は、初めての女子キャストにドキドキしたり、やっちゃんが大好きになったり、いや、楽しかったなぁ。スーパースターたちの「日常」を見られる楽しさ、みたいなのがあって、青春のキラキラがたっくさん詰まっていて。あえてのチープさもよくて。オープニングで必ず泣いちゃったし。今思うと「ファン感謝祭」みたいな雰囲気があったと思う(なんやねんそれ)。
影山役の影山さん(この文字列がいつもにやっとしちゃう)が、日常を意識していた、みたいなコメントを後から読んで「うわぁ、そうだったんだ」と。
いちいち話が散らかっちゃうんですけども(笑)、影山さんの演技と初代影山役の木村さんとの一番の違いって、「普通の高校生らしさ」だったなって思います。やー、どっちも好きですね。木村さんはカリスマ性がすごくて、出てきただけで「うぉお」ってなるけど、影山さんの場合はもーずっと応援してしまう。特に進化の夏から追いかけてきた人はみんな分かってくれると思うんですけど、日向役の須賀さんや烏野チームとだんだん打ち解けていく様子がすごく分かったじゃないですか?(キャスト陣のツイッターとかすっごい追いかけてる人も多いと思うんですけど。笑) それがめちゃめちゃ泣けたし、最強の場所で二人が信頼し合って手をつなぐシーンは毎回絶対に泣いてしまった。
※木村さんエリザベート出演おめでとうございます!!! 「勝者と敗者」の時に、「二年以内にレミゼでアンジョルラス役をやるはずだ」と予言したのですが(笑)、まさかエリザとは!!! これはレミゼではマリウスルートが……(出ることは信じて疑わない)。木村さんの「闇が広がる」を見られる日が来るとは~……! 見たことのない人は素晴らしい大人気ミュージカルなのでぜひチケットを取ってほしいです! 宝塚と東宝が交互に上演しているのですが、宝塚は耽美な雰囲気で素晴らしく、東宝版はギリギリのラインを責めるような感じがまた素晴らしいのです! 木村さん演じるルドルフは二幕がメインの登場ですが、いやーこれがまた見どころしかないんだわ!!!!! ママ~どこなの~♪(以上うるさくなるので割愛します)
ああ、もう二度と見られないのか。寂しいと同時に「それが舞台」という気もする。我ら役者は影法師なんですよ(突然「真夏の夜の夢」をねじ込んでいくスタイル)。
千秋楽ね、泣きすぎて頭が痛くて笑っちゃった。でも不思議なんですけど、寂しくて寂しくて寂しいんだけど、笑顔になれる不思議な終わり方、というか、最高の終わり方だった。「勝者と敗者」の時は放心状態だったもんなぁ。
前回のブログで「感動は脳が奏でるオーケストラ」って書いたと思うのですが、その集大成じゃありませんでしたか?
みーんな泣きながら笑ってた。
ホントに卒業式みたいだった。
キャストスタッフの人達がいろんなブログやコメントを書いていますが、そのどれもが愛に溢れていて。それらを見てすごくうれしくなった人も多いのではないでしょうか。
「自分が大好きで大切で好きになったものを、好きになった人達が愛してくれている」って、実際すごーーーーく幸せなことだと思うんです。
最恐の場所を観終わって強く思ったことは、
追いかけてきてよかった!
追いかけてきてよかったと、思わせてくれて本当にありがとう!
という気持ちでした。
「勝者と敗者」から追いかけてきた私ですらこうなので、初演時から追いかけてきている人達の感動もまた計り知れないです。
いやー、感謝しかないんですよね。
「ありがとう」しか言えないのがまた、歯がゆいというか。私が大金持ちなら一兆円くらいプレゼントするんですけど(求む石油王)。
キャストスタッフの皆さんが、観客にお礼を述べてくれましたけど「いやいやお礼を言うのはこっちのほうなんで!!!!!!!」というか。なんかカンパニーと観客がお礼合戦みたいになっているのが、この作品の愛を強く強く感じて、すごくいいなぁと思うし、こんな最高のゴール、頂に連れてきてくれたことが感動ですし、繰り返しになってしまいますがやはり感謝しかありません。
「辛いこともあった」「やめてしまおうと思ったこともあった」というコメントもありましたが、そりゃそうだと思いました。
本気でやっていれば、悩みだって本気のレベルのものがわいてくるわけです。大きなことをやれば、辛さだって大きくもなる。
だけど、ここまで走って来てくれた、観客に感動を何度も何度も提供してくれた、いやー、やっぱり、感謝しかない。
いや、好きとか嫌いとか抜きにしてもひとつの伝説を作ったと本気で思うし、いろんな舞台を見てきたけど、なんでこの作品に何かの賞がないのかは全然わからない。なんかないんですかねえらい人?(突然の振り)
いや、気持ち悪い文章だなって我ながら思うんですけど、自分も含めてたっくさんの人を助けてくれたと思うんですよね。「演劇ハイキュー見に行かねば死ねない!!!」「これを乗り切れば演劇ハイキューを見られるから……」みたいな時も実際あったし。
なので、キャストスタッフ関係者の皆様がこの先いいことがたくさんあってめちゃめちゃ幸せでお仕事にも恵まれ続けるようにと切に願います。
いやまた散らかっちゃうんですけど、今回の構成というかシナリオ、ほんとに素敵でしたよね。素敵なことがあると「おや、これは座長が関わっているのでは……」と思ってしまうほど座長を信頼している私ですが(笑)、力のあるセリフがこれでもかと。それは原作の古舘先生が素晴らしいのはもちろんなんですが、切り口というか、何一つ無駄がなくてほんとに素敵だった。
観終わると疲れちゃうんですもん、まばたきできないから(笑)。だが、それがいいんじゃ~~~~~~~(突然の発狂)。
「進化の夏」の千秋楽に「はじまりの巨人」のフライヤーが解禁になったのは座長のアイディアだったらしいのですが、「ホスピタリティマインド~~~~~~~!!!!」ってなりましたもんね。心に残る感動には驚きが伴う、って会社で勉強したんですけど、「まさに~~~~!!!」ってなった。
演劇ハイキューのキャスト陣って、「究極の芝居バカ」達が「究極のバレーバカ」を生きている、みたいなところが本当に良い。
だって、手抜きすればいいじゃないですか。疲れる時もあるじゃないですか。楽すればいいじゃないですか。
絶対ないんですよ。どんどん上に行く。初日と千秋楽じゃ全然違う。初日が悪いってことじゃなくて、良いものから始まったものがもっと良くなるんですよ。
それを「そうしたくてたまらないから」やってるんだろうなってことが伝わってくるのが、もうめちゃめちゃいいんですよ。自分がやりたくてもできなかったことをやってくれているのが、もうめちゃめちゃ最高なんですよ。ありがとうって感じなんです。信者って言われちゃうかもしれないんですが、前のブログでも書きましたが私は「演劇なんて大嫌い」くらいになっていたので、そんな人間を信者にしたこのカンパニーがやばいんですよ(笑)。
つまらなくなったら離れよ~、って思う私ですが、離れられなかった!!!!!!!!!!!
あ~書きたいことがありすぎてぜんっぜんまとまらないですね!!!!!!!(それな)
ラストシーンの日向役の須賀さんの演技の解釈が毎回違くて、それも良かったんじゃあ……。
千秋楽の須賀さん、めちゃめちゃ美しくなかったですか? なんか、浅田真央さんを見た時と同じような感覚になったんだよなぁ、「ある一つの頂に到達した人だけが持つオーラ」みたいな……。
あ~、日向が須賀さんで本当によかった。
こんな座長、他にいるの?
ファン同士でハイステの話題になった時、たまに出てたのが「座長、辛くないかな? 大丈夫かな? 座長を困らせないように観客もちゃんとしないと」みたいな話でした(笑)。
観客も、須賀健太座長についていっていたわけです!!!!!!!!
以前ブログにも書きましたけど、他キャストのファンだったとしても「でも座長は絶対に須賀健太」みたいな声は客席やロビーでも何度も耳にしていて、偉大な人だなぁ、と思います。
あー奇跡の人も楽しみだなぁ(チケット取った)。
須賀さんのことは永久に語れると思うんですが、やっぱり「努力をしている人」であるところが一番尊敬しますね。
やっとキャストのこと語れるぞ!!!!!!!!!!!
次回に持ち越します。