【何にも失わないとしたら、どうしたい?】
読んでた本の扉に書いてあったひとこと。
私は食い気味に『ウィーンに行きたい!』とのぞみが出てきた
幼稚園に勤めてて
子どもたちは可愛くて
担当学年は持ち上がったから2年目の子達に思い入れも強く
子どもたちからも愛されてて
毎日ほんとに楽しかった
何一つ問題はないのに
突然、妙な焦燥感が出てきた
え?このままここにいるの?
子どもたちは成長する、そして見送って、また同じことの繰り返し
おんなじ歌、おんなじ行事、ずっとこれ繰り返すの?
そう思うと、とてつもなく怖くなった
そんな中でウィーンに姉が仕事で移り、日本人はビザ無しで半年滞在できることを知った
こんなチャンスまたとない
人生でウィーンに住めるなんてもうない!
幼稚園を辞めよう、今しかない
そう思ったけど
どう園長に切り出せばいいか
肩書や居心地の良い環境を失う怖さ、なんの保証もない
【ただ、ずっと縁を感じてたウィーンに長期で行ける】これしか確約のない状態
そんな中で読んでた本のひとこと。
【何も失わないとしたら、どうしたい?】
そうか、私は失うと思ってたんだ
何を得られるか、誰と出会えるかなんか
飛び込んでみないとわからないのに
そして、辞めますと園長に言って
ありがたいことにお母さんたちから惜しんでもらえて
3月に大好きな子どもたちを見送って私はウィーンに旅立った
それが6年前ぐらい
で、結果どうだったよ?
ティファニーで朝食ごっこしてる写真ね
めっちゃ人生楽しんでんじゃん!!
いい出会いがたくさんあって
色んな国の人と友達になった
失われた学生時代を取り戻したような日々で
ヨーロッパ中を回ってウィーンに帰ると『やっぱりウィーンが安心するな』と
ウィーンは私の一部になった
あのとき、怖くても
しっかり自分の声を聞いて
飛び込んでよかったな
しばらく日本にいて
いいこともいやなことも経験して
また新しい段階に進むタイミングになった
そして、あの時と同じことを気づいたら繰り返してた
【なんにも関係ないとしたら、何を望む?】
今度はハッピちゃんがおんなじ質問を投げかけてくれた
そこから出てきた望みを受け止めて、怖い気持ちもたまに湧いてくるけど
私は知ってるから
新しい世界に行くときは
【恐怖】はチケットみたいなものだから
行ってしまいさえすれば、もう必要のない紙切れになるから
怖かろうが、ゾワゾワしようが
行くっきゃないよ
だって、確かに内側にはワクワクがあるんだから
負けるな、わたし!
がんばれ、わたし!
