最近の市場には、あふれるほどの「ものづくり支援ツール」なるものが存在します。
IT技術やシステムを駆使して、自動でものづくりを支援していくモノたちですが、、、
先日、ある方から、
「これらのものづくり支援ツールの存在すら自動で選択し、自動で設計し、自動で性能評価をし、
技術者もいらず究極の理想形が設計されるようなシステムを構築する事は、可能だろうか?」
という「技術」の未来に関する問いを受けました。
考え方としては、技術者らしい発想だけど斬新だなあ。 と、感心しながらも、、、
それからフツフツと、そんなシステムが可能かどうかを考えていたのです。
で結局、僕が出した答えは・・・
「そんなシステムを造り出す事は、いつかは可能になるかも知れない。
だけど、、、人間の手を介在せずに生みだされた究極の設計構造は、きっと面白くない。」
でした(笑
製品と言うのは、必ずしも優れていることが一番ではないですよね?
人が人を好きになるのと同じで、、、
ちょっとダメなところがあったり、使い勝手の悪いところがあった方が、逆に愛される事も多いはず。
だとすれば、究極の製品が生み出されたとしても、それは消費者ニーズに合致するとは
言えないのではないだろうか?
技術者というヒトが、消費者というヒトのために、いかに愛着湧く製品を、
誠意とアイデアを積め込んで開発していくか。
そんなシステムでは越えられない部分が、「究極のものづくり」 なのではないかなあ。
って、、、僕は思います。
KEN
「技術で生きる自分の未来をプロデュース」
技術屋ねっとワークスは、そんな機械技術者を応援しています!!
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