先日の勉強会では、ちょっと面白い発見がありましたっ。
今回の話は、技術屋さん以外には分かりにくい話しかも。
意味が分からない方、、、ごめんなさいm(_ _)m
で、何の話かというと、曲げモーメントの符号の話です。
関東のCAE勉強会には、建築業界の方も参加されています。
KENが専門としているCAE解析、、、
中でも構造解析の業界は、「骨組みを考える」という点では、建築設計と近い業界だと思うんですね。
が、、、「曲げを受ける梁」で曲げモーメント分布図を描くと、曲げモーメントの符号が逆向きでしたっ
ちょっとした業界違いによる常識違い(笑
単純支持梁に対して中央部に上から下に向けて荷重が掛かる時、、、
KENは、正の方向に曲げモーメントの分布を描きます。
が、、、建築の方は、負の方向に曲げモーメントの分布を描くそうで!!
曲げモーメントの符号とは、表からみるか裏からみるかの違いとも言えるので、「符号の向き」さえきちんと定義していれば問題はありません。
(要は、どっち向きでも間違いでは無いってこと。)
しかし、始めに勉強した時のやり方っていうのが、いつしか常識になってしまうようで、逆向きに描かれてしまうと違和感が・・・![]()
材料力学や構造力学の教科書・参考書には、必ず、せん断力、曲げモーメントに対する符号の定義が載っています。
この取り方が、機械系と建築系では逆のことが多いんでしょうね~。
さて、貴方はどっち向きに曲げモーメントを描く!?
ともあれ、結論を述べると、、、
自分の常識だからといって、検討していくための定義を怠ってしまうと相手には全く通用しないことがある。
何事にも、しっかりモノを考える上での定義付けをしておく事。
これってすご~く重要なことなんだなあ。
としみじみ感じた一件でした(笑
KEN
