こんにちは、ぼく。

日がずいぶんと長くなったねえ。
東京の桜は、もう葉桜なとこもあって、
桜のねもとに咲いたたんぽぽが、
きれいなピンクを、まとっていました。
かわいいな。ロリィタさんみたいだ。



先日、ぼくにはごようがあって、
いやいやお出かけしたのだけれども、
どこぞの入学式とかぶっていたらしく、
通学につかう道が大混雑の大混乱で、
いつもの3倍くらい、ひとがいました。
何年たっても、ひとごみは苦手。

行きはかーなーり大変だったけれども、
目的地のまえの道をあるいてたら、
ぼくにむかって風がふいてきて、
桜がびゅわっときて、空は真っ青で、
まるで希望みたいだっておもった。

それだけで嬉しかったのだけれども、
帰り道、前をあるいてたおねえさんが、
いきなり体をぺこってかがめたから、
びっくりしてかくかく歩きながら、
盗み見たら、指先に桜がありました。

お花の形のまま落ちてきたやつを、
拾ったみたい、おねえさん。
なんかそういうの、ぼくすきです。
ほわーってするよねー。



そういうたくさんのすてきを吸って、
さあぼくもがんばれ!っておもった矢先、
かるい倦怠感と憂鬱が、ひょっこりと。
いやあ、躁鬱とはよくいったものだ。

なんだかこいつもうだめだめです。
ポンコツです。ポンコツポンコツー。
まえほど苦しくはないけれども、
ちょっとした事でちょっとへしょる。
だめだとは常々おもっていたけれども、
こんなにもだめだとは。

ねえ、世界はカタコトしている。
あんなに希望だった道のそばでは、
もしかしたら猫がひかれていて、
ピンクのなかのたんぽぽのしたで、
顔をだせない大地が泣いていて、
なんだかね、カタコトしてみえる。



きょうはとても不安定でした。
バイトしながら、腕をかりかり。
あの店のはさみは、とてもきれる。
あぶないよーあんなの。

どうしようもなくつらくなったら、
はさみのさきっぽで腕をかりかりします。
きょうもかりかりしたら、なんか、
直前まですごくイライラしてたのが、
なんか、ふーっとなくなった。

切るんじゃなくて、ひっかくの。
ちょっとみみずばれができるくらい。
やりすぎると血がじわってなって、
おふろのときとか、後悔します。

いたいの、きらいなのだけれども、
ぼくは、しょうもなくばかちんなので、
いたくしないと、意味がわからない。
うまくバランスがとれないのです。

意味不明なバランスがとれなくなると、
へんなスイッチが入ってしまうのです。
イライラして、とてつもなく攻撃的。
そうならないために、かりかり。
最後の手段、ジョーカーなのです。


だめだなあ。だめすぎる。
またいやなおもいするかなあ、きみ。
だめなこいびとで、ごめんね。





では。