朝の光が眩しくて起きると、すぐに頭の中で昨日の出来事は夢だったかもしれないと淡い希望が混ざった悲しい願い事をした。携帯を開いて画面を見る。それは確実な現実だった。やりきれない思いとは関係なく光はキラキラ差し込んでくる。何もかも全てが私を受け入れてくれていないみたいでそれは私の心まで突き刺してくる。曇りならまだ救われたと思う気持ちのやり場もない。

泣けたらどれだけ楽だろう。涙は出ないがその代わりに顔が痛くなった。笑うと頬にピリピリとした痛みが走り、ずっと目がむくんで瞼が完全に開いてない感覚におそわれる。ちゃんとやれているだろうか。時間が解決してくれることはなんとなく分かっている。しかしながら、しばらくはこの感情がべたべた張りついて苦しむことも分かっている。