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孤独な道標 【第十一章】~雑魚と下女⑫~

【第十一章】
≪雑魚と下女⑫≫

みるくが回春店に出勤している回数がめっきり減ってきている。昼の会社にも出勤している様子がない。俺は心配になりブログで呼びかけた。

タイトル:

監禁されてるのか・・・
 どうしたらおまえを救い出せるんだ?
 おまえが望むものすべてを買ってやるから

 おまえがもどってきてくれるなら、おれはおまえに苦労なんてさせない
 仕事なんてしなくてもいい
 俺ならおまえを養っていけるから、おまえは俺の側で一生俺だけを見ていればいいんだよ
 なあ、いまどこにいるんだよ
 俺はおまえがいないとダメなんだよ
 これまでの監禁された数か月間は水に流す
 俺を愛してくれ
 俺だけを見てくれ
 もう一度だけ俺におまえを抱かせてくれ、そうすれば、おまえはなにもかも思い出し
 俺がいなければならない存在になる
 もう一度、あの時の快楽を何度も失神させてやる。俺は諦めないからな
雑魚のブログは更新がしばらくされていない。何を考えているんだ?みるくを部屋に閉じ込め、俺との接触をさせないつもりか?
みるくもみるくだ。いい加減雑魚を追い出せ!
俺は自分の想いが、伝わっていないことに苛立っていた。
下女から連絡があったのはそんな時だった。
「あれ?少し痩せた?」
「うん、ちょっと最近眠れないんだ。」
「大丈夫?」
「あぁ、Kさんに会ったら大丈夫になったよ。俺にとっての今の癒しはKさんに会うことかな」
「口がうまいんだから」
「そういえば、最近は旦那さんとうまくいってますか?」
「それがね・・・」
この下女はよっぽど旦那にかまってくれなくて寂しいのだろう。そんなところは俺と通づるものがある。
ひと時の寂しさをこの下女と一緒にいることで、少し和らいでいる自分がいた。