すわが子つぐみ 習い事と勉強の略歴
保育園
3歳でバレエ始める
地元公立小学校入学
1年生頃からピアノ始める
チャレンジとZ会に挫折する
地元公立中学校入学
通塾開始
バレエ10年で引退
ボイトレを始める
2018年春
都立進学指導重点校入学
通塾継続
高3評定判明
防衛医大看護受験
国立大学推薦受験
共通テスト受験
2021年春
国立大学 看護に入学
2022年
無事2年生に進級
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つぐみは今年成人式を迎えます。
(正確には成人式ではないのですが、正式名称は忘れました)
試験勉強で時間がないとのことで、暗記をしている最中につぐみの爪磨きとネイルをしてあげました。ついでに奥さんの爪磨きも。
つぐみはおよそ2年前、希望を抱いて第一志望の大学に進学しました。
授業が始まり専門的な授業が少しずつ入ってくると、
「自分は看護師には向いてない気がする」
と言い出しました。あっという間の挫折です。
それ自体はさほど驚きもなく、まあそうだよね、という感じでした。
僕自身、つぐみが看護師に向いているとは思えず、志望学科を決める際にも、本当に看護でいいの?と何度も念押ししたり、他の学科を勧めてみたくらいですから。
ただ、受験し直しかなあと考えると、気持ちの面で結構キツかったですね。じゃあやりたいことは何なのかも分からなかったですし。
でもつぐみはほかの道を考えるのではなく、看護をもっと広い視点で捉えて、
看護師ではなく保健師として、コミュニティの心と身体の健康を支えたい、病気になってからの治療ではなく、病気になる前の予防、困ってから頼られるよりも、困る前にどうにかする人も必要では?という気持ちになったようです。
言われてみれば、大学の社会学や倫理学、心理学に熱心に取り組んでいたつぐみには、とても向いている気がしました。
この授業って看護の役に立つんかなあ?と思ってましたが、こんな形で繋がってるとは。
看護師以外で活躍されている先輩方の話を聞く授業が多かったことも大きかったと思います。
看護科でいまさらキャリアプランの授業?みんな看護師目指すんでしょ?と不思議でしたが、こういう意味があったのだなあと今は大学に感謝しています。
つぐみにとって、医療保健衛生分野で働くというのは、夢とか憧れといった目をキラキラさせるものではないように感じます。
かと言って使命感という何かにせき立てられるような感じでもない。
それを「志」と言ってくれた方がいました。
誰のためでもなく、自分のためにその道に進みたいという強い意志があり、そしてその道こそが結局は自分の力を最も社会に還元できる道であると思える。
「志」という言葉が、1番しっくりくる気がします。
そして今は、保健師として働く前に看護師として現場で患者さんと向き合う経験が必要だと感じたようで、看護師としての仕事にも前向きに捉えているようです。
とはいえ保健師コースには全員が進めるわけではなく成績順。
だからこの年末年始は後期テストに向けて受験生のように机に向かっていました。
つぐみ、成人式おめでとう。
君ならきっと大丈夫。
でも、近道はない。
志を忘れずに、少しずつ、焦らず、
一歩ずつ前に進め。
これからいよいよ本格化する受験生の皆さん、
もしかすると望みどおりの結果にはならないかもしれません。
希望した道に進んでも、思っていたのとは違っていることもあるかもしれません。
でも、そこですぐに失敗したとは思わずに、少しだけ周りを見て、前を向いてみて欲しいです。
もしかするとそこは、本当にやりたいことに通じている道かもしれません。
頑張れ受験生!