雨が降り
暗い世界に
一時の雲の切れ間


差し込む光

差し込む風


どんな時だって


雲の切れ間がある

雲が流れるように


私の時間も
感情も何もかも

流れてる



進んでないと思うなら

空を見て


雲の切れ間があるように

私たちのどんなことにも

切れ間はあるから


私の好きな瞬間は

切れ間から晴れが見えた
その瞬間


誰かが笑っている瞬間



遠くから思いながら



静かに眠る
雨の匂いが
痛いという心に
しみてくる


柔らかな優しい
雨の匂いが
ゆるやかに記憶の中へ

連れていく


山のなかの雨の匂い

緑の葉が濡れた匂い


全部を
洗い流してくれる

優しい雨の匂い



泣いても泣いても
晴れない心を

優しく包んで

子守唄を歌ってくれる



優しい雨の匂いが



私は大好き