「おかえりなさい」 冷たい部屋に響く
藍色の空間から オレンジ色は見えない
「ただいま」 黒い風が答えた
藍色の空間から 陽だまりは見えない

「おかえりなさい」 「おかえりなさい」
涙ぐむ声が 藍色を更に濃い色へと変える
「………。」 「………。」
何も答えない 黒い風から 冷気

「おかえりなさい」 冷たい部屋に響く
藍色の空間から オレンジ色は見えない
「ただいま」 黒い風が答えた
藍色の空間から 陽だまりは見えない

幸せがあふれた あの日々はもう
いつもの2人に 戻れない
大好きな貴方 愛しい貴方
私を 私を 見守ってくれていますか?

「おかえりなさい」 「おかえりなさい」
涙ぐむ声が 藍色を更に濃い色へと変える
「………。」 「………。」
何も答えない 黒い風から 冷気

嗚呼 何時の日か貴方に会えると
信じているのに 信じているのに
深い 深い 藍色の水
波が 波が 私を呼ぶの
貴方 貴方 待っていて

もうすぐ私も 傍に……

翌日誰も居ない 部屋のテレビ
ニュースから 私の事が流れました
私は 貴方の元に行けず
暗い 熱い この場所から
貴方を 貴方を 見上げています




write:shinogu.
title:投身自殺


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これも。

終わり、自分は気に入ってる笑



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