『本当は戦争で感謝された日本』
井上和彦、PHP文庫、2018年

先の大戦で日本軍はアジア諸国でも戦いました。中韓とかのプロパガンダも凄いから、日本は侵略して植民地にしていったと思っている向きもあるかもですが、実際は植民地から解放させた側でしたよね。

インド独立のために共に戦ったインパール作戦をはじめ、各地で日本軍は独立の支援のために戦いました。

実際、パラオのペリリュー島では上皇・上皇后陛下はご訪問した日が祝日になるほどですし、インドネシアの独立宣言の日付には皇紀が用いられているのも有名な逸話ですよね。

そんな感じでマレーシア、シンガポール、ベトナム、サイパン、アンガウル、フィリピンなどなど、井上さんが取材した結果を写真付きで(ときにはカラーページで)紹介してくれています。

まあ、そもそもABCD包囲網をやられる前にそれを回避する方法はあっただろってツッコミも見ますし、国際連盟だって脱会しちゃってるし。

当時の日本のやったこと全てが正しかったとは言いませんが、せめてこういう感謝されることもたくさんやったという事実は知っておかなければなりませんね。

自虐史観はダメだし、ぜんぶ正しかったというのも危険な気はするので、良い面と悪い面を両方知って評価していくのが大事だと思います。