警察からの電話により母は急いで病院に向かった。

そこで母が目にしたのは、

父の変わり果てた姿でした。


目の前にいるのは出勤する前の元気な姿はなく、

息をしていない白く冷たい父でした。



亡くなった原因は車による単独の事故でした。

朝まで元気だったのに・・・

父は突然帰らぬ人になったのでした。



現場の状況からほぼ即死ということでした。



そして更にショックだったのが看護師さんからの話でした。

事故の影響で父の頭の横の骨が陥没していたいうことです。

そんなに簡単に骨が陥没しないために

話を聞いて事故の大きさや衝撃が伝わってきました。



結婚5年目で一家の大黒柱であった父。

それが突然幼い子どもを二人残して先に旅立ってしまった。

しかも遺体には切り傷や擦り傷が多数ある他、骨が陥没する程損傷がひどい状態。


目の前が真っ暗になり、どんな言葉も母の耳には入ってきませんでした。



(つづく)