昔から
なんでもできてしまうたちでした。
足が早かったので
かけっこで捕まることはありませんでした。
競走はいつも一位でした。
持久走もいつも一位でした。
頭も良かったのでテストも100点でした。
わたしはそんな自分がきらいだった
いいなあ、て言われて
足交換してよとか、
ちあきちゃんに勝ちたい、って
走りの練習したから勝負して。
って言われて、
可哀想だなと思ってわざと負けてあげたら
泣かれた。
とにかくなんでも
やろうと思えばできてしまうことが嫌で
羨ましがられることも、
逆に
どうしてできないの?
羨ましがられることがいやだった
わたしは生まれてきてからずっと
他人とちがうことが多くて
コンプレックスもあって
他人と異なっていることがすごくいやだった
そのうち、
やっかみを受けるようになって
わたしは
真剣に物事に取り組むことがなくなった
権力のあるものを立てることを覚えた
目立たないように過ごすことを覚えた
いつの時だったか、
そろそろ本気出すか
そう思ったとき、もう私には
なにも残っていないことに気づいた
あぁ、なくなっちゃった。
そう思った。
勉強も、アホのフリをしていたら
ほんとにアホになってた。
足も思うように動かなくなっていた。
わたしはいつからか
人と違っていてもいいことに
ようやく気がついた
自分が好む人に好かれる魅力的な人でいれば
その人に好かれさえすればいい。
それ以外は、気にしすぎることじゃない
それはほしのが教えてくれた
それからは
周りに人が集まってくるようになった
グループの真ん中にいることが当たり前になった
さとみに、
いつもグループの中心にいてうらやましいと
言われたことがあった。
ありがとう、素直にただそう言えた
笑ってりゃあ人が寄ってくる。
ほしのとクラスが離れて、
高校に入って、
わたしはずっと笑った
そうしてアンパン工場を爆破した
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