53年のテクニカラー作品。なけなしのお金で借りた高級マンションを舞台に、三人の女性が玉の輿を狙って繰り広げるドタバタ劇。ローレン・バコールがプライドの高いクールビューティーを演じ、マリリン・モンローがド近眼で抜けてる女の子を演じ、ベティ・グレイブルが憎めないわがまま娘を演じています。


はじめは高い理想を掲げて、お金持ちじゃなきゃ絶対イヤなんて言っていた三人ですが、結局なんだかんだで行き着くところに行き着くわけです。「お互いの」ベストパートナーを見出し、それでも相変わらずゴージャスに着飾って、みんなで仲良く並んでハンバーガーを頬張る姿は、なんとも微笑ましい。ある年齢を境に、理想と現実との妥協点を見出すのは万国共通のようで。


ちなみにこの映画、舞台を現代に移して、二コール・キッドマン主演でリメイクされるようです。たしかに今でも立派に通用しそうな物語だもんなあ。当然ローレン・バコールの役かと思ったら、マリリン・モンローの役だとか。おとぼけキャラの二コールになるのかしら?


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ベティ・ペイジという伝説のボンデージ・モデルの半生を描いた作品。主演はグレッチェン・モル。監督は『アメリカン・サイコ』のメアリー・ハロン。


今をときめくバーレスク・ダンサー、ディタ・フォン・ティースがリスペクトするベティってどんな人なんだろう、っていう興味から見た私には、正直がっかり。演劇学校に行ったり、そこで彼と出会ったり、SMモデルとなったり。何をするにしても、ベティにはいまいちやる気が感じられない。おまけに最後には自分の選んできた道を悔い、敬虔なキリスト教徒に舞い戻るという。SMという特殊な世界に身を置き、大人の都合に翻弄された一人の無垢な女性を描いたにしても、とにかく中途半端。彼女をそこまで動かしたものは何だったのか。


そんな訳で、映画としてはあんまり面白くないんですけど、ほぼ全編モノクロで撮られているので、クラシカルな雰囲気は悪くないのです。時折挟まれる本家ベティの映像ともうまくシンクロしているのであります。気持ち悪くないフェティッシュの世界を垣間見たい女子には一見の価値あり、かも?


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