幼稚園で、絵本の読み聞かせサークルに入っている私。長男が前の幼稚園の時から入っていて。

それは、長男に大きくなった時に おかあさん、絵本読みに幼稚園来てくれてたよね と思い出してくれたらいいなぁという、下心があったのだキメてるハート


でも、いざ入ってみると、普段私が手に取らないような絵本をお母さん方たっくさん知っていて、

絵本との素敵な出会いをさせてもらっているキラキラ

このサークルに入っていて本当に良かったなぁと思うキラキラ


最近私が出会った、心にグッとした絵本はこちら。



いとうひろしさん 作
だいじょうぶ だいじょうぶ

この絵本を紹介してくださったお母さんは、優しくて私とても大好きな方。
娘さんが不登校で、なかなか小学校に行けなかった時に読み聞かせしていたそう。

優しい絵のタッチで、男の子とおじいちゃんの日々の生活を描いている。
その中で、おじいちゃんが だいじょうぶ だいじょうぶと言ってくれるお話。

クライマックスは涙が出るよ。

実は私、長男に対して、
大丈夫 がなかなか言えない困った母親なのだ。
日々の子育てと家事に忙しくて余裕がなく、子どもの話を聞かない、なんとも冷たい母親。
自分がだいじょうぶじゃないから、
子どもにもだいじょうぶと言ってあげられない。

おとといのこと。長男が晩御飯の時に、お味噌汁をひっくり返した。長男は長女と楽しそうにお話をしていて、身振り手振りが大きくなってしまって、、、

バシャーン

最初の一言がなんと

なにやってくれてるの!?!?!?


今だから最悪な言葉かけだとわかるんだけど、
私はすぐにカッとなり、子どもに辛くあたってしまった、、、

そして長男は、こういう時に決まって
カッカ大好きーえーんえーんえーんと泣きながら言ってくる
私のことが怖い気持ちから、怯えて大好きと言っているのだ。

そこで大好きだよって言って抱きしめてあげればいいものの、
私は ごめん今はそんなこと言ってる場合じゃないんだよ そんな暇あるなら拭いてよ
とか言ってしまうのだ。

なんて愚かな母親なんだろう。

その日、メンタルが乱高下していた私。
夜になって子どもの寝顔を見たあとに、
自分の情けなさ、不甲斐なさを感じた。

こんな酷い母親から生まれてきているのに、
子どもの心はなんて優しくて美しいんだろう。
怯えていたとしても、
心からの言葉じゃないかもしれないけど、
長男は一生懸命叫んでいた。
SOSでもある行動だった。

味噌汁を片付けたあとに、ようやく
怒ってごめん!
だいじょうぶだよ。
大好きだよ。
って抱きしめた。

長男が泣きながら勇気を振り絞って
大好き と言ってくれたのに
すぐに抱きしめてほしいって、私わかっているはずなのに、この日出来なかった。

なんでこんなに自分はだめな母なのか
心の醜さを嘆いて涙が出た。

ごめんね。

本棚から、だいじょうぶだいじょうぶの絵本を手に取り、
自分自身に言い聞かせるように
だいじょうぶ だいじょうぶ
と朗読して、涙をふいて
明日はすぐにだいじょうぶ と言おうと誓った。

苦しくてたまらないこともある育児だけど、
この絵本を時々読んで反省して、
だいじょうぶだよ とすぐに言える母親になりたい。