2014年4月読了
去年の冬、きみと別れ/中村文則
2014年4月読了
去年の冬、きみと別れ/中村文則
初めて読んだ作家さん。
読みやすくグイグイ読めて、一日で読了。
この一気読みパターンは、湊かなえさん作品に匹敵するくらい!
そう、湊さんにどことなく似ている雰囲気なんです。
女性の内面的な心情が綴られていたり、作中インターネットが活躍する場面が出てきたり…等々。
表紙を見た母が『面白そうだね』と言っていたけれど、“ブログ”だとか“メールフォーム”だとか、うちの母が読むには少々難解な言葉が出てくるかも…
ということで、どちらかというと母世代より若い人、そして男性より女性のほうが楽しめるような気がしました。
三姉妹の長女が次女を殺害し、その真相を突き詰めていく三女。
長女百合の気持ち、私も少しわかります。
私自身は長女ですが、弟が一人いるだけ。
異性、しかも姉弟の組合せなので、弟と一緒にアホな事をしつつも『怒らせると怖いねーちゃん』なキャラでした。
そしてこれは性格的な問題なのか、やりたい放題のちゃっかり者と見られがちではありますが、長女故の『甘えられない性格』というのは、しっかり持ち合わせていてヘルプを出すのが凄く下手なんです。
百合は三姉妹の長女なので、尚更“しっかり者の自分”“完璧な姉”を作り上げてしまったのだろうね。
凄く寂しく、凄く可哀相な人だと思う。
誰だって心の奥には、ドロドロとした人に見せられない部分を持っていて、それはやっぱり、どれだけ近くに居てもわからなかったりするのだろう。
と、思うと少し怖い(笑)
でも私も、考えている事を全部曝け出すのは嫌だ。
家族だからといって全てを見せ合う必要はない。
だけども、どこまで行っても、家族は家族。
図書館で半年以上待った甲斐があった。
面白かったです!
2014年3月読了
凍花/斉木香津
モダンタイムス(上)/伊坂幸太郎
モダンタイムス(下)/伊坂幸太郎
昨年の秋頃から読書量が少なくなってしまい、ブログ立ち上げた矢先に…なんて思っていましたが、今年に入り、また少しづつ読書の時間を設けられるようになりました。
近頃は、図書館通いも復活です。
今回紹介する『十角館の殺人』
綾辻さん作品は初めてなので、何から読むべきか調べた上でこちらを借りました。
“館シリーズ”と呼ばれてるんですね。
登場人物が多いので、今回も頭の中で俳優さんに当て嵌めて読んでいきました(笑)
最近こうして勝手に映像化しながら読んでしまう癖が…
実写化された時に、あれ!私のイメージと違う!となってしまいそう…
物語は、推理小説研究会の大学生7人が、半年前に残虐な殺人事件が起きた角島という無人島で一週間を過ごすというところから始まります。
うーん、この設定からワクワクしてしまう!
私は、金田一少年やコナンくんに出てくる『孤島』『この中の誰かが犯人』というのが好きなんです。
1987年の作品ということで、携帯もない時代。
アナログな背景も逆に新鮮で良かったです。
さて、そんな彼らが島へ渡った矢先、元会員の元へ一通の手紙が届いた。
過去に研究会のコンパの最中、急性アルコール中毒で亡くなった女子生徒の事件を告発する内容だった。
そこで島に居る7人と本土に残る元会員が交互に時系列で進んでいく話、なんですが…
<ここからネタバレ>
全然気づかなかったー!
『絶対に実写できない小説』だとか『名前がトリック』というのをネットでうっすらネタバレを見たので、名前には注目していたのですが、最後の最後までわからなかったです。
というか『実はみんな生きていてエラリイを騙している』と思っていたくらい。
日付もエイプリルフールが絡んでたしね。
最初に書きましたが、私は頭の中で映像化して読んでいたので、ヴァンと守須のイメージが全然かぶらなくて(笑)
普段、推理しながら読む事はないので、オチを見て『あぁなるほど』と物語を純粋に楽しむタイプなんですが、今回はビックリでした。
でも楽しくて後半は一気読み。
綾辻さん…はまりそうです。
次は水車館借りてみます。