結婚相談所を開業した当初、思い描いていた現実とは大きく異なる日々が続いていました。
売上はなかなか上がらず、何から手をつけていいのかさえ分からない。気がつけば2年という時間が過ぎていました。
周りを見れば、同業の相談所は順調に会員を増やし、活躍している様子が目に入ります。
「なぜ自分はうまくいかないのだろう」
そんな焦りが心に生まれるたび、行動が止まりそうになることもありました。
それでも私は、自分に言い続けていました。
「諦めなければ、必ず結果が出る日が来る」と。
パソコンが苦手だった私は、まずはそこから向き合うことにしました。
一つひとつ学び直し、できることを増やす。
そして交流会に積極的に参加し、多くの人と出会う日々を重ねました。
振り返れば、その時間こそが大きな転機でした。
中でも大きかったのは、独身者が気軽に集まれるバーに立つ機会をいただいたことです。
そこでは、婚活の現場とは違う、ありのままの人の姿を見ることができました。
笑いながら本音を語る人、誰にも言えない孤独を抱えている人、結婚を望みながらも一歩踏み出せない人。
その空間に身を置いたことで、私は改めて気づいたのです。
婚活は条件や仕組みだけではなく、「人と人の心のつながり」が何より大切なのだと。
この経験は、私の中に大きな自信をもたらしました。
人と関わることを恐れず、前向きに行動できる自分へと変わっていったのです。
また、多くの方との出会いを通して、仕事には一つの正解しかないわけではないと知りました。
挑戦の回数が増えるほど、道は広がっていく。
周囲の仲間や友人が応援し、支えてくれたことも、私にとって大きな支えとなりました。
その過程で強く感じたのは、「人脈は宝である」ということです。
人に支えられ、人に助けられながら進むことで、人としての深みも増していきました。
私はもともと、いわゆる“破天荒”と言われるような性格で、数えきれないほどの失敗を経験してきました。
けれど今では、そのすべてが人生の財産だと確信しています。
失敗は決して終わりではありません。
むしろ、幸せに向かうためのパスポートのようなもの。
だからこそ私は、会員様に寄り添うとき、自分の体験や失敗談を隠すことはありません。
遠回りした経験があるからこそ、迷っている方の気持ちが分かる。
立ち止まっている方の背中を、無理なくそっと押すことができるのです。
結婚相談所というと、成婚がゴールと考えられがちです。
しかし私が大切にしているのは、その先の人生です。
結婚は始まりであり、本当の幸せは日々の積み重ねの中にあります。
だからこそ私は、結婚後も幸せが続くためのサポートを大切にしています。
人生経験を重ねた大人世代だからこそ、安心できる関係を築きたい。
もう一度、誰かと心を通わせながら人生を歩みたい。
そんな想いを抱える方が、少しでも前向きな一歩を踏み出せるように。
これまでの経験すべてを活かしながら、私は今日も、一人ひとりの人生に寄り添い続けています。
現在は、結婚を望む方の相談に日々向き合いながら、
「その人らしい幸せの形」を見つけるお手伝いをしています。
人生の再スタートを考えている方にとって、
必要なタイミングで、この想いが届けば嬉しく思います。