がんセンターに通っていました
父も毎回、同席してくれました
そんなに仲良くない父ですが
実家からだと1時間くらいかかるのに
通院のたびに仕事を休んで来てくれて
感謝しています
会社にも毎週仕事を休ませていただいて
感謝しています
事情を知らない人から「また休み」と
言われることもありました
悲しいことですが、毎週休んでいたら
そう思う人がいても不思議ではないですよね
「病気?」
「どうしたの?」
と聞いてくれる人には、隠さずに
話すようにしていました
入院することになれば
いずれ知れることですから
PET-CT検査とは、糖分に反応するという
がんの特性を生かして、全身に散らばった
がんを発見することができる検査です
しかしそれでも『絶対』ではなく
微小ながん細胞や
糖分に反応しないがんは
PET-CTでも画像に写らないのです
そのような説明を受けて
PET-CT検査をしました
検査が終わり、待合室で待っていると
私の順番がやってきました
診察室に入ると、先生が
「調子はどうですか?」
と声をかけてくれました
「ちょっとおなかが痛いです」
「そうですか」
先生は淡々と返事をして、PET-CT検査の
結果の説明に入りました
「画像を見る限りでは
全身には転移はしていません
骨盤内のリンパには転移しています」
私が理解できたのは
このような内容だったと思います
リンパに転移しているなら
画像には写らない小さながんが
全身に回っているかも知れない…
私はそう思いました
そして治療方針ですが
2つの案が提案されました
『広汎子宮全摘出+放射線』
『放射線(外部照射+腔内照射)+抗がん剤』
私は手術の後遺症が心配だったので
後者を選びました
先生も
「リンパ節に転移が見られるから
そちらの方がいいでしょう」
と言って下さいました
入院が7週間、自宅療養が1〜2ヶ月で
おおよそ3〜4ヶ月で職場復帰ができると
いうことでした
会社からは
「いつから休んで
どれくらい休職するのか」
とずっと前から聞かれていたので
やっとその報告ができるとほっとしました
それからまた何回か検査のために通院し
入院することとなりました