『そんなに慌てなさんな。慌てる○○は貰いが少ないっていうだろ。』
私は、やる事が重なると、あれもこれも次はあれでこれでと、慌ててしまうことがよくあります。
高齢者さんのペースに合わせて動かないと、怪我のリスクが高まるとわかっているはずなのですが、
多くの事や人を相手にするとつい…。
「あ!そうだった。」
と気づかせてもらえます。
デイサービスでパートの仕事をしているのですが、日々、介護をさせて頂いていると言うよりも、人生の先輩から色んな事を勉強させて頂いています。
【慌てる○○は貰いが少ない】
私は、このことわざを知りませんでした。今は、放送禁止用語になっているそうです。
【急いては事を仕損じる】
を使っていたと思います。
でも、このことわざを知って、思い出したことがあります。
[日本人は、どんな時にも、規則正しく並んでいる][震災の時に、食料などの供給にきちんと並んでいる日本人]
とニュースで取り扱われていた時に、何が凄いのだろうか、なぜ外国人は違うのだろうかと不思議に思った事があります。
このことわざの考え方が、日本人には先祖代々潜在意識に組み込まれているからなのかもしれません。
しかし、残念ですが、これからの若者に受け継がれていくでしょうか。
核家族でおじいちゃん、おばあちゃんからこのような話を聞くことも少なくなっていると思います。
外国のよいところを取り入れていくのはよいことなのですが、日本人の良さがなくならなければいいなと思います。
おじいちゃん、おばあちゃんから、色んな話を聴きたいなと、改めて思いました。
認知症になっていても、聴ける話は沢山あります。