前回のブログでは「先走った行動をしないようにしましょう!」
と謡っておきながら、その後、ブログに記載した内容とは真逆の
行動を取ってしまった横山です
報道されている事を鵜呑みにしていたわけではないですが
実際に「何を」行動すべきかわからず、迷っていた自分が
いた事は事実です
そんな中、岐阜に住んでいる僕の友人が
岐阜から24時間かけて宮城県入りをして
行方不明になった知人を探しつつ救援活動を
している事を知りました
そいつの行動力や姿勢を見たときに、
現地の状況を電話越しに聞いた時に
「俺、なに理由つけて何もしてねーんだろ・・・」
と思い、それから現地の情報をネット等で拾い集め
気が付いたら17日の昼頃には「現地に行く!」と決心して
18日には名古屋を出発しました
Action for Japan
~日本のために行動しよう!~
この想いを胸に、たくさんの方からご協力を頂きました・・・
㈱バックステージの野田さん から現地情報や
道路交通、給油、放射能等の情報収集及び提供を受けながら
㈲スターネスジャパンの安達さん と二人で
2tトラックにたくさんの方の「物資」と「想い」と「元気」を
被災地に届けて参りました
現地で感じた横山の想いや考えについては
後日、頭を整理しながらブログに書いていきたいと思いっています
まずは、今回の支援物資輸送についてのお礼と状況報告を
記載させていただきます。
私達の急な声掛けにより物資を提供して頂いた皆様、
また支援・応援して頂きました皆様、この状況下の中、
突然の訪問にも関わらず親切に対応して頂いた
各施設の関係者各位様、また輸送中にお会いした
全ての皆様にお礼を申し上げます。
この日本において未だかつてない大惨事の中、
自分にできること・私達に今できることは何なのか、
それを考え出したとき、「行動すること」が先にたってしまい、
今回の緊急支援輸送という考えに至りました。
この行動につきましては、賛否両論があることは
重々理解しておりますし、ご迷惑をおかけした皆様には
大変申し訳なく思っている次第です。
しかし、2日間(実質は1日)という短い期間で、
「Action for Japan」の考えに賛同して頂き、
2tトラックに積みきれない善意の荷物が集まったことは
驚きと感動で言葉にできないものでした。
本当に有難うございました。
私達が訪問させて頂いた施設は被災されている方々の
ほんの一部にすぎないですが、現地で感じた状況を
後記として以下に報告させて頂きます。
私達がお伺いしたのは、福島県の「郡山市・いわき市」でした。
現地に着くまでは報道でのイメージで正直、
全てを覚悟して参りました。
しかし実際の状況としては沿岸部以外は比較的建物被害が
少なく道路も車が交通できる状況でした。
もちろん、私達の目にしたものはごくごく一部ですので、
ご容赦頂きたいのですが、想定よりも比較的順調に
物資を輸送することができました。
しかし、沿岸部の被害は甚大なるものでした。
地震より津波での被害が想像以上のものであり、
私達も言葉を失くしてしまいました。
今一番支援が必要な場所は沿岸部であることは
間違いありません。
しかし、被災者の方々はこの状況下でも決して諦めることなく、
懸命に生きていらっしゃいます。今回一番うれしかったのは、
その皆様の「笑顔」を見ることができたことです。
現地の状況としては、仕方ないことではあると思いますが、
情報のやりとりは充分でなかったように感じます。
私達がお持ちしたのは、寒さ対策の為の毛布や衣服、
日用品、食料等でしたが、実際に現地での要望が高かったのは、
日々の消耗品(食料、水、トイレットペーパーやおむつ、女性用品等々)でした。
逆に毛布等は自衛隊の方々の支援により行き渡っており、
優先順位は低いものでした。また、非難場所によっても
要望は様々でタイムリーに変わっていきました。
これには私達もギャップを感じましたし、準備不足を痛感しました。
また、物資以外に“人手”が足りませんので、
物資を分かりやすくコンパクトにすることも必要になります。
善意の支援物資も提供方法によっては逆に手を煩わせてしまい、
逆に善意の押し付けになる可能性もあると思い知らされました。
送る側も配慮が必要になるということだと思います。
【支援物資を届ける際の注意点】
●現地での要望を確認する。
※要望はタイムリーに変わるので難しいですが、
日々の消耗品を主とした方がいいと思います。
●支援物資を用意する際は同品目をまとめ、ダンボール等に内容物を記載する。
今後、物資提供をお考えの方は上記を留意されることを願います。
話は変わりますが、物資輸送後の帰路の途中、
災害復興への象徴する出来事がありましたので、記載させて頂きます。
~~高速道路のサービスエリアでトイレ休憩中の時のこと~~
「水が出るよ!お父さん、水が出るよ!」という子供の声
「そっか、良かったな…手を洗いな」という父親の声
「うん!」と元気な声で返事をして手を洗う子供
・・・当たり前の事ができる喜び
なんとも言えない気持ちになりました 。
最後に、本当に今回支援・応援して頂いた関係者の皆様には
大変感謝を致しております。
これからが被災地・被災者の方々にとっての復興・再建への
歩みになると思います。私達としては、これからもできることを考え、
ご縁を大切に「いまできる行動を」していきたいと思いますので
どうぞ宜しくお願い致します。
~Action for Japan~メンバー 一同