その日、一人で考える時間があったことで気持ちは少し落ちいついてきました。
今までにない雰囲気を感じたのか、彼も朝の出勤時、ごめんという謝罪のあとはなにも言ってきませんでした。
私も、うんと返事するだけでなにも言う気にはなれず・・・
仕事から帰宅後、彼が私の部屋へやってきました。

今回のことはほんまに反省してる。
ごめん。
えむちゃんを傷つけるつもりはなかった。
これからも楽しく2人で暮らしていきたいと思ってる。
入籍日のことは、あとでゆっくり話そう。
と。
彼の態度や表情からも、反省している雰囲気は伝わってきていたし、そもそもはっきりしたプロポーズはされてないので、私も結婚の意志を両親への挨拶前にはっきり確認すればよかったんだと思います。ただ、当時はこれからプロポーズしてくれるのかな?という淡い期待があったので、自分から結婚について聞きたくない気持ちもあって・・・
べつに結婚の意志を聞いたうえで、あらためてプロポーズしてほしい!って言えばいい話だけど、変なプライドなのか? サプライズ的なプロポーズへの憧れなのか、彼発信で行動してほしかったんだと思います。
私もこのころには少し落ち着いて考えられるようになっていました。
とはいえ楽しく会話できる雰囲気ではなかったし、自分の中で彼との結婚をどうするか? 悩んだまま入籍日の話を進めることはできないと思って
○○くんの気持ちはわかった。
ただ、1人で考えたいから、もう少し日を置いてから入籍については話しあいたい。
と彼に伝えました。
考えたいっていうのは、何を?
入籍日のこと?
う~ん、いろいろ。
結婚のことも含めて。
・・・
彼がびっくりしてる表情でした。
おそらく、私が結婚挨拶の件で怒ったり悲しんでるだけで、結婚をどうするか? まで悩みはじめてるとは思ってなかったんだと思います。
しばらくして
わかった。
でも、俺は結婚はしたいと思ってるで。
焦ってしたくなかっただけやねん。
と。
もっと早くから結婚について本心を伝えてくれたら、こんなことにはならなかったのにな~と思いつつ。。
ここから数日間、彼とふつうに生活しながらも、どうすべきか悩みました。
つづく