真田丸関連の名所の一段ということで沼田城址公園に着いた所。

沼田城東側を回り、中央の何やら建物が気になったので寄ってみました。





文化財だったようですが、文化の日ということもあって無料で公開されていました。

建物は2件あり、左に古風な薬屋、右にや
や近代的な洋式建築物がありました。



土間

夏ならヒンヤリで気持ち良いね(この日は20℃ちょっと)。
奥の出口寄りに玄関があります。



横たわった看板
写真の貼りミスではありませんよ?



。すでい合風るあの味でり彫木(右から読みます)



時代劇とかでは見ますが、実物は初めてかも…。


「蔀(しとみ)戸」というそうです。

反射してますが上半分は屋内上側に開き下側は外して使うらしく、
平安時代からこういった戸が存在しているとのこと。



建物は一の間に始まり五の間までの小部屋がありました。

この部屋は四の間で奥は五の間ですが、ここを通る前には三の間からしか繋がっていません。



分かりにくいですがまとめると、

一の間~三の間 他の部屋と行き来可能

四の間 通行可能なのは三の間と五の間の2カ所のみ、三の間を通らないと入れない

五の間 通行可能なのは四の間1カ所のみ、三の間から入り四の間を通らないと入れない

です。



五の間の壁には…



こうやって使用人は閉じ込められていた…んだろうなぁ…。








一方変わって近代建築へ移動。


外見は様式なのに中は襖(ふすま)と畳。
時代の変遷を感じます。


段差が至る所にあり、躓(つまづ)いたり高さの目測を見間違え易く非常に危険でした。







洋式建築の外れにもう一つの小さな博物館がありました。
そこでやっと点と点が繋がった。



こちらの住人のご紹介


生方誠(うぶかた せい)さんという方。

初代沼田町長にして薬剤師、学生時代の留学時には演劇・人形劇に熱中し芸能にも造詣が深い有名人だったようです。

尚、先程の古風な薬屋は生方さんの生家だったようです。
(洋式の建物の方は「旧土岐邸洋館」というようですが、生方さんとは関係ない?と思われます)。



ああ!なるほど!!

こちらで「たつゑさん」とあったのは、その生方さんの奥さんでしたかー!

夫婦揃って凄かったのね!


夫婦の日常。

普段の何気ない一場面も、後世の人から見たら時代背景になるもんか。



ふと立ち寄って見たけど、文化の日らしい面白い勉強になったもんだ!