安倍内閣が、女性の登用を言い出して、結構な時間が経ちました。その為、色々な会社で女性の登用に対して対応を行うようになったと思います。政府が助成金を出す、とまでも良いk始めています。
私の会社は外資系、しかも社長が女性、アパレルという業界の性質かどうかは解りませんが、女性の社員も多く、アベベ(安倍総理大臣の私の呼び名)の言うところの女性登用などは、既に現実となり(その分私も肩身の狭い思いをしたり)、全く別の次元です。
女性の登用が強く叫ばれていることもあり、改めて女性の社会的地位の確立が盛り上がっており、女性の存在感やマーケティングなどが、改めて認識されるようにもなっています。
ただ、最近よく思うのは、そのお陰かどうか、解りませんが、マーケッターと名乗っておられる方でも、かなり自分本位な主張が増えて来たのではないか?という事です。
「私が先日行ったカフェで、こういう事がありました。これって、どうなんでしょうか?」
とか
「これは私が欲しいものではないの!」
とか。
「おいおいおい、ちょっと待てよ。」
と私は思うのです。
マーケティングの本質とは何でしょうか?『おばさんのわがまま』を聞くことが女性マーケティングなんでしょうか?よく考えてください。マーケティングというのは、必ず目的があります。ある特定の顧客をターゲットにし、その人たちに会社の認知度を高めたり、製品/サービスを認知してもらうことが、マーケティングの本来の目的です。その為にターゲットを狙った広告を出したり、サンプル配布をしたり、というアプローチを行います。
「わがままを聞くこと」はマーケティングでしょうか?
なぜ、わがままで自分勝手なことを言っている人に、無理に合せてでも、自分たちの製品/サービスを買ってもらわなければならないのでしょうか?
女性の登用については、私は大賛成です。今まで男社会に虐げられてきた女性に、男を鼻先で扱ってもらいたいと思います。
女性は金勘定が得意で現実的です。コミュニティの考えも大変強く、共感や共有という事に大変な価値を感じます。「かわいいから」「キショいから」などのぼやっとした感覚的な表現とそれに対する感度が高いのも、女性の得意とするところで、また重要な部分です。ただ、それは濫用されるべきものではなく、男との違いをビジネスなどに活用するための道具として考えていただきたいと思います。
「キショいから買わない」「かわいいから買う」というわがままを言われたところで、こちらはもっと違う顧客をターゲットとし、ブランディングを考えている訳ですので、誠に申し訳ありませんが、切り取って考えざるを得ません。わがままが全てに通用するか、と言ったら、そういうことは一切ありません。
アベベの政策も、これからもっと勢いを増すと思います。その為、私はこれから、その時勢に乗って、「わがまま」を盾にマーケティングを語ってくる女性が増えると思います。
それだからこそ、今、今一度マーケティングの本質について考えていただきたいと、強く思います。わがままを聞くことはマーケティングではありません。
