先日、愛知県は蒲郡の三谷温泉に行ってきました。松風園という旅館に宿泊し、とてもいい印象を覚えたので、温泉タオルをいただいてきました。

 

そして思ったこと・・・。

 

温泉タオルは昔からあるマーケティング戦略だと思っています。

 

まず、今回の松風園のように、いい印象を得ないと欲しいと思わないし、しかもタオルという生活用品ですので、必ず利用します。そして、その時にこの「松風園」というロゴを目にします。

 

そして、その時のことを思い出します。そして、「また泊まりに行きたいな」と思うのです。(ただデザイン性が低いので、多くの場合で雑巾になってしまいますけど。うちの実家にも雑巾になった「何とか旅館」のタオルがたくさんありました。)

 

食品の場合、多くは食べたらおしまい、しかも、箱を包んである紙をはがしたら、中は真っ白の箱で、どこで買ったものかさえもわからない、中を開けると「何とかパイ」と書いてはありますが、製造した場所の住所などは外の紙に記載がしてありますので、どこの土産さえかも判りません。食べ終わったらお菓子の包みは捨てられ、箱さえも捨てられ、何にも(記憶も)残りません。

 

土産を買う、という行為はその場所のことを思い出させる行為であろうと思うのですが、私は多くのケースで大失敗していると思います。(ご当地物は、集めている人には効果ありますが、そうでない人にはちょっと煙たいです。)

 

それを成功させているのは、とても捨てにくい入れ物(金属のケースとか)を使っているディズニーリゾートくらいでしょう。ですが、ほとんどの企業やご家庭で複数の金属の入れ物が残っているので、「景色化(** 後述します)」しており、ハッと思い出すことがなくなっているのも事実ですけど。

 

この温泉タオル、私はティッシュ配りと同じくらいに効果があると思っています。宿泊者は無料でお持ち帰りできます。しかも、後から使うので、必ず思い出す行為が発生します。(ティッシュの場合は興味が無かったら思い出しませんけど。ただし長期的につつけることが興味を沸かせる秘訣だと思います。)

 

いい思いをした人だけが、無料でもらえる特権を得て、後から思い出させるようなグッズを手に入れること、そういう思いのできるノベルティを検討すべきではないかと、本当に思います。

 

「景色化」 ・・・ 特にネット上のバナー。毎回毎回同じ広告が同じ場所に出ることで、広告が「景色」になってしまい、ユーザの興味を全く惹かなくなってしまうこと。