初めてブログ更新です。
こういうのやったことないんで、
つたない文章になってしまうとは思いますが、
読んでいただければ幸いです。
このブログでは
私が読んだ本をジャンルを問わず紹介していこうと
思っています^^
まぁ、名前の通り、
とりあえずまずは方丈記から紹介したいと思います。
◎●方丈記×人生のメリーゴーランド●◎
方丈記 発心集
新潮社版 校柱:三木紀人
新潮日本古典集成
人生のメリーゴーランド
作曲:久石譲
方丈記は言わずと知れた鴨長明の引きこもり日記ですが、
これに合わせる曲は『ハウルの動く城』より、
人生のメリーゴーランドにしようと思います。
ハウルも人を嫌い、
人を避け、人間は愚かだ、という思想を持っていたようなので。
ちなみに、
私がなぜ、あえて静かな環境ではなく、
音楽とあわせて本を読むかは、
その音楽=ある本
という結びつきで、
本がなくても曲を聴けば
自然とその本が連想されるからです。
曲を聴くだけでその本の世界に浸れるなんてお手軽だ!
という安易な考えですね。笑
だから原則、1つの本に1つの曲でお送りします。
もし、
同じようなスタンスをとっている方がいらっしゃいましたら、
不快でなければコメントなどをいただければ幸いです。
さて話を戻しましょう。
彼、鴨長明は栄位を極めた父、長継のもとに生まれ、
彼の父が死ぬまでは幸福な人生を送っていたそうな。
しかし、彼の父の死後、
まったく予測もつかなかった転落の人生の幕開けとなり、
彼の哀調漂う歌や文の数々に繋がったのでは、
ということです。
詳しく話していても仕方ないので
内容にいきましょう。
なかなか文章をまとめるのは難しいですね。
今日ご紹介するのは
冒頭文
教科書で有名な
「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」
から始まるあれです。
彼は作品の中で、
当時の悪政やその被害に苦しむ人民の様子を
じつに写実的に描いています。
そして彼は
こんな人間の俗世と関わるのとかぶっちゃけだるいし!
という事で隠遁生活をすることを決意。
今でいう引きこもりニート生活を始めるわけです。
改めて俗世から離れて感じたことは、
他人に縛られないとは
なんと自由気ままな暮らしなのだろう!
ということだったそうな。
人を呼ぶような家でなくていい。
外見も気にしなくていいから
服装にこだわる必要はないし、
働かずして自然からの恵みのみで生きていける、
たまに奏でる楽器の音色も
葉のざわめきや雨音とセッションなんて、素敵じゃないか!!
フリーダム!!!!!!!!!!
と、まぁ、
彼は仏に導かれるその日まで、
俗世との関係を絶ち、
修行を重ねる中で、
自分の愚かなことを改めるものとして、これを記したんだとか。
本題については
これからのブログでおいおい紹介していきます。
ちなみにこの中で
長明は人が恋に落ちる傾向みたいなものにも少し触れているのです。
「人の友とあるものは、富めるをたふとみ、なむごろなるを先とす。
必ずしも、なさけあると、すなほなるとを愛せず。」
現代語訳、というか、若者の言葉で言うと、
「やっぱ、付き合うなら、金銭面に余裕あってほしいし、顔は重要じゃね?
感受性豊かだったり、裏表ないってのもポイントだけど~
なんだかんだ綺麗事言っても、重要なのは外見と金でしょ!」
っていう・・・。
う~ん、、、
今に通ずるところはあるのかもしれませんね。
億万長者の婚約者や妻が
ものすごく若くて美人だったりするのとか。
あとは・・・そうですね、
例えば、自分より地位が同等、
あるいはそれより上の人を好む傾向というのは
私には否定できません。
なんでもいいですけど、年齢や、学歴、知識量などなど、
いずれにせよ、
古くから佳作とされるものは、
現代に通じる思想を含むから、なんていうのは
どこかで聞いた言葉にしても、
なるほど、たしかに、とうなずいてしまいます。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
方丈妃
