故意煩い
大好きな彼から電話
今日も昨日も一昨日も
冒頭の不快な下りが
徐々に薄れていって
ほぼ溶けて無くなった
ふたりの距離が広がったからかもしれない
それは好くて兇くて、
哀しくて嬉しくて、
退行しているようで
確実に前進している
久し振りのアルコオル
彼のアパアトから歩いて3分の
私と同じ名前のお店
私が帰る前の日、
仕事で疲れている筈の彼が
手を引いて連れて行ってくれた
倉庫リノベイションのお店
すぐに辺りが騒がしくなって
暖かい空気が受話器越しに伝わる
今日は二分でお終い
それでも仕合わせ
締まりのない私の声を選んで
耳を拝借してくれただけで
彼に内緒でしていること
1、小さな恋をしていること
2、毛を育てていること
3、盆の帰省をずらして逢わない魂胆
4、正月辺りまで逢いたくないこと
5、あなた以上は居ない事実