trip*trap -15ページ目

故意煩い


大好きな彼から電話
今日も昨日も一昨日も

冒頭の不快な下りが
徐々に薄れていって
ほぼ溶けて無くなった

ふたりの距離が広がったからかもしれない
それは好くて兇くて、
哀しくて嬉しくて、
退行しているようで
確実に前進している

久し振りのアルコオル
彼のアパアトから歩いて3分の
私と同じ名前のお店

私が帰る前の日、
仕事で疲れている筈の彼が
手を引いて連れて行ってくれた
倉庫リノベイションのお店

すぐに辺りが騒がしくなって
暖かい空気が受話器越しに伝わる
今日は二分でお終い
それでも仕合わせ
締まりのない私の声を選んで
耳を拝借してくれただけで


彼に内緒でしていること
1、小さな恋をしていること
2、毛を育てていること
3、盆の帰省をずらして逢わない魂胆
4、正月辺りまで逢いたくないこと
5、あなた以上は居ない事実