青い標識
滲む汗を拭いながら
玉川通りを走る
ふと顔を上げると
あなたが前に連れて来てくれた
あの公園の道標
きっとあの日より
秋色に染まってるんだろう
赤信号で足を止め
肩の位置の違うあの人と歩いた昼下がり
木漏れ日の差し込む
緑のトンネルを思い出した
次はないかもしれないよ
もういつ来るか解らないよ
彼は云った
ううん、
次がある事を祈ってるけど
でも、
なくたって構わない
あなたが隣りに居てくれるなら
独り歩く必要はないの
あなたが居なくなったら
あたしはあなたを想って
独り歩くことにするよ
黒と白の縞の蚊の
針の痛みで我に返った
もぉ走り出さなきゃ