野田聡美15歳。城岩中学3年B組女子17番にして、『バトルロワイアル』の登場人物です。




このキリッとしたお顔。



クラス一のクールビューティーと言っても過言ではありません。
42人のクラスメート同士での殺し合いを強要される野田さん。
残り人数が半分以下になるまで生き残りますが、委員長率いる女子グループと共に潜伏していた灯台にて、悲劇的な展開を迎えることに…
主人公の七原を殺そうと、彼が食べる筈だったシチューに毒を入れる女子生徒の榊。
しかしその毒入りシチューを食べたのは七原ではなく、つまみ食いしたムードメーカーの中川(有香)。
当然、中川は苦しみながら死んでしまいます。
自分達の中に裏切り者がいる…そう考えた野田さんは真っ先に銃を取り、他の仲間達を問いただします。
その後は疑心暗鬼になった野田さんが仲間達を射殺、最後は自分も撃たれ、相撃ちという形で死亡…
毒を入れた張本人の榊は銃撃を逃れ生き延びるも、自身が招いた悲劇を悔いて自殺。

これは悲しい(ノ_・。)
小説版を読んで一番切なくなったシーンですが、漫画版の野田さんが好きな顔過ぎて余計に悲しくなりました。
別に野田さんは殺し合いに乗るつもりなどなく、中川の死さえ無ければ仲間達と生き延びるつもりだった訳で。
他の誰かがゲームに乗り、自分達を殺そうとしている…という疑念に捉われてしまっただけ。
あんな極限状態で冷静でいられる方が不思議なくらいです。
時々野田さんが「ヒス眼鏡」「灯台編の戦犯」だのぼろくそに言われてたりしますが、寧ろ自分の手で仲間を殺すことになった野田さんは被害者。
悪いのは榊です。本来中川が毒入りシチューを食べるとは考えなかったとはいえ、七原がそれを食べて死んでいたら確実に同じような展開になります。
そうなったら遅かれ早かれ野田さんは銃をぶっ放していただろうし、榊が毒さえ入れなければこんな展開にならなかったのでは。
野田さんは七原の回想で「一見クールに見えるけど、他人を気遣える優しい人」と言われていたし、本来は心の優しい眼鏡っ娘だったのです。
不登校になっていた榊にとっても大切な友達の一人でした。
仲間達と撮ったであろう写真の中には、クールそうな外見とは裏腹にお茶目な表情の野田さんも映ってました。
その野田さんに手を汚させるとは…榊め、許せん。
まあ桐山や相馬といった他の生徒に殺されるよりは、内輪揉めで終われただけでも良かったのかもしれませんが…

バトルロワイアルはたった一人しか生き残れませんが、無理だとは分かっていても野田さんに生き残って欲しかったなあ(´・ω・`)


映画版では少しイメージの違う眼鏡っ娘でした。






より切羽詰まっている心情を表すためか、錯乱してからは口調もかなり荒くなっています。
映画でも榊のせいで悲劇を呼びます。

しかし一番悲しいのは、映画版野田さんを演じた神谷涼さんがその後活躍していないということです。
美人なのになあ(´・ω・`)





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