不動産屋の社長夫人 | 福運おいでよ@宝地図

不動産屋の社長夫人

以前 勤めていた会社で

求人募集があった時の事


沢山、面接者が訪れる中で、

一見 笑顔で好印象だった応募者の事を

社長に進言した同僚がいます。


同僚は

「あの人は やめた方がいいと思いますよ。

この前 スーパーの駐車場で見たんです。

 車が隣同士になった人に

荷物の出し入れでドアを開けている事に

すごい剣幕で文句を言っていたんです。

たいした事じゃないんですよ。

ちょっとの時間だったんですよ。

だから いろいろトラブルになると思うので

採用はやめた方がいいですよ。」


って言っているのを聞きました。

なるほど なるほど。

人はどこで見られているか わからない。

このエピソードは 

その後の自分の行動を冷静にさせてくれています。


そして、

最近のお引っ越しのお話です。


子供の学校が近い。

スーパーが近くて、駅まで近くて 庭があって

駐車場付きで 

ここいらへんがいいなぁ~貸家ないかな~


と かなり具体的にイメージしていると


巡ってきた話が

おそろしい程 私の条件に

ピッタリの一軒家でした。

(さすが、宝地図ナビゲーター音譜)



すぐさま 契約へ。

契約の時、お勝手口の鍵をもらいました。

入居日まで1カ月ほどあったので、

引っ越し前になったら、玄関のカギを渡すとの事



でも、

引っ越し前日になっても玄関の鍵をもらえる気配もなく

不動産屋に電話をしました。


すると 社長夫人が出て

「あれぇー 玄関の鍵 必要なの?

勝手口から 入れたでしょ?

入れたから いいでしょ?

十分じゃない?勝手口じゃ だめなの?

玄関の鍵いるの?

そっかぁ 子供多いんだっけ?

家庭訪問の時 先生、勝手口じゃ だめかぁ~

それじゃぁ 鍵 渡すようにするから、待ってて。」


……だ、そうだ。

本当に 絶句しました。

家庭訪問って、それ以前の問題でしょって。



敷金 礼金 仲介料 前家賃 諸々を支払い

それで、玄関の鍵が必要か?なんて聞かれて

ドリフのコントみたいな 本当の会話。


私も どう対応していいか、本当にわからなくなって。

普通のお家よ。

サザエさん家のモデルルームみたいな。

そこで、

入り口に宅建協会の会員証が貼ってある事を思い出し、

宅建協会に電話で質問をしました。


担当者は

「最初に 玄関の鍵がもらえるか しっかり確認していませんね。」

まるで 私に非がある言い方。

えっっっ。

そうなのっ。私の責任なの??


「玄関のカギを何時もらえるか確認をしていないから、

なんともいえません。」


…だって。


頭の中で 家族5人が小さなお勝手口から、

毎日、順番に出入りしている図が浮かび…


本当に 何かのコントみたい。


でも、宅建協会に社名、名前は言わないまでも

私の思いのたけを伝えて

ひとまず心は静まるのでした。

次の日、

不動産の社長が玄関の鍵を持ってきてくれました。


静かに 静かに

鍵を受け取りました。

引っ越しには間に合いました。 ほっしょぼんあせる


今後、別の御縁で

この不動産の御夫人と巡りあうかもわかりません。


社長のお孫さんが

結構 根性の座ったナビゲーターになるかもわかりませんニコニコ


何時でも どんな事があっても

未来には可能性を感じていたいです。


おかげさまで

家族 全員 サザエさん家みたいに

元気に暮らしていますニコニコ


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