9月は、伊藤野枝さんmonthly | EMONの週末は図書館ぷらす凸凹息子との日々

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~図書館大好き!勝手な感想とASD息子子育て忘備録~


伊藤野枝さん。
ご存知でしょうか?


3年前、偶然見たNHKドラマで知りました。
福岡市内出身という親近感も湧いて、それから彼女のファンです。
(一種の推し活とも言う?)


9月16日は.、彼女の命日。
それに合わせて毎年イベントも開催されてます。




伊藤野枝メモリアル2025

3年前の100年記念イベントから毎年参加。
今年も参加しました。






貴重なドキュメンタリー2本上映されました。
1本は、地元中学生が作成したショートドキュメンタリー。
10分程度ですが、内容濃く上手くまとめられていました。

10年ほど前の作成時には、地元でもほぼ知られていなかった野枝さん。
今はどうかしら?
認知度は上がってきたかな?



もう1本は、伊藤ルイさんのドキュメンタリー。
地元テレビ局制作番組で今は著作権で、条件付き上映でした。
伊藤ルイさんは、野枝さんの四女。
赤ちゃんの時に既に野枝さん他界しているので、母の記憶はないそうです。
ただ、彼女も活動的で、芯が強く、顔付きも野枝さんそっくり(父の大杉栄にも似てる)


印象的だったのは、親戚の雪子さんとの再会。
野枝さん達が虐殺された後、真っ先に来てくれたのが雪子さん。
野枝さんの実家まで、幼子たちを無事に送り届けてくれた人。
ルイさんが探して、やっと見つかり再会出来たのは、養護施設。
高齢で体調すぐれない雪子さんだけど、ルイさんとわかったら、口調もしっかりしてきて、懐かしがってくれた雪子さん。
「お母さん(野枝さん)は、えらい人やった」
これは、印象的な言葉でした。


相当な苦労を生き抜いていた人たち。
貴重な映像ばかりで、目が離せませんでした。



上映後は、野枝さんの記念碑計画のお話。
野枝さん読書会メンバーが頑張っていらっしゃいます。
私も少しだけ協力したいと思ってます。


波波波波波波波波波波波


そして、百道の福岡市総合図書館でも野枝さん関連の展示があります。



海の歌う日 伊藤野枝の子どもたち



図書館ボランティア後に見ました。


野枝さんは、28歳で亡くなるまでに7人のお子さんを産んでいます。


世間の目は、子どもたちにもかなり厳しく、苦労されたようです。
ですが、辛い状況でもそれぞれ才能発揮した子どもたち。
見応えありました!!


第一子の辻はじめさんと次男の流二さんは生き別れた間柄なのに、小学生の頃は夏休みお互いの家を行き来していたようでした。
大人になっても交流は続いていたよう。


野枝さんって、人情深い人なんですよね。
自分も食べる物ないのに、困っている人がいたら一緒に分けて食べるとか。
巻き添えくってしまった甥っ子くんも、震災での混乱から救う為一時的に引き取った帰りでした。


とても良い展示だったので、もう一度見に行きたいな。