笑顔の花火 ※注!鳥肌たちまくり動画あり※ | 北極星を目指す旅のうたびと 詠美衣(えみい)のブログ

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歌うことで酸素を取り込む-“ウタ呼吸”で生きてます。

目指すは北極星。

暗闇で彷徨う人の命をつなぐ、小さな光になれたら…
そんな想いで詠(うた)っています。

先週、福島県南相馬で行われた「追悼福興花火大会」へ行ってきました。


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いつも福島で歌うときは、ギターサポートをしてくださる、
福島のシンガーソングライター門馬よし彦さんの
野外ステージのためスタッフとしてお手伝いに!

よし彦さんと、奥様の晴美さんのツーショット❤


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いつも、心に響く歌とは何か、背中で教えてくれるよし彦さん。
今回、1からステージをつくるのは初めてで、本当に勉強になりましたm(__)m

そして、有り難いことに、私も1曲だけ、歌わせていただきました^^ 
大和田新さんパーソナリティーのラジオ福島で披露させていただいた曲

『守りたいもの』


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大和田さんとなにげに初のツーショット❤

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夕暮れにアジカンのごっちさん登場で、大盛り上がり(*0*)

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私は裏でPAやらせてもらっていました・・・ドキドキ。

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日も沈んで、いよいよ花火がスタート。

花火の打ち上げられている場所から会場は少し遠かったのですが、

それでも全体がはっきり見える花火・・・・・・


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家屋が全部津波で流されてしまったから、空を遮るものがないんだ。


綺麗だけど、なんだか切なかった。


この地域は、海のすぐそばで、津波の被害を大きく受けました。

しかし、原発の放射能の影響でしばらく立ち入り禁止で、行方不明者の捜索が遅れました。

2か月後、ようやく制限緩和されても、許可された滞在時間は1日5時間。

大切な家族を捜すことさえ、十分に許されなかったのです。

「福興浜団」という旗を掲げて、上野敬幸さんは来る日も来る日も
消防団の仲間やボランティアの方々と、捜索を続けました。


その努力にもかかわらず、ご両親と長女・長男の4人を失ってしまった上野さん。

その悲しみ、怒り、悔しさ、、、想像するだけで胸が苦しくなるのに、、、

会うときの上野さんはいつも笑顔で前向きだ。

津波で亡くなった子どもたちが笑顔になってもらえるように、花火を打ち上げたい・・・

大切な人を失い、遺された人たちも上を向いて、笑顔になってもらいたい・・・

「みんなが笑いあえる場所をつくりたい」

そんな想いで始めた鎮魂の花火。今年で4回目。


1回目はのときは、同地区で津波で亡くなった方全員の名前が読み上げられながら、
その数と同じ138発のの花火が打ち上げられたそうです。

近くに亡くなった方々の名前が刻まれた石碑がありました。手を合わせました。

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いよいよ花火はクライマックス。

"You raise me up"の音楽とともに、打ち上げられる、夢のような花火。

とにかく、見て。 ただ、鳥肌立ちまくり注意です!!!!





花火が終わった直後、通りがけの上野さんと笑顔で握手を交わしました。


いつも笑顔で元気で明るい上野さんの目は、涙のあとで光っていたよ。

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写真、最初はうまく撮影できなくてぼやけちゃったのですが、

上野さんの目にはこんな風に映ってたんじゃないかなぁ。。。

天を向いている笑顔の花火があるのは、子どもたちにもちゃんと見えるためかな?^ ^

上野さん、きっと天使になった子どもたちは雲の上で

地上にいた私たちと同じ花火を眺めていたよ。

笑顔の花が、夜空にも地上にもたくさん咲いたよ。


この前、こんな記事を書きましたが・・・

『すべての大砲を花火に、すべての武器を楽器に』


地元狛江での5年ぶりの花火大会の翌日は、広島原爆投下の日。

福島での追悼福興花火大会の翌日は、長崎原爆投下の日でした。

なんだか、意味があるように思えてなりませんでした。

世界中の核兵器が、すべて上に夜空に放たれて、

花火になってしまえばいいのに・・・・・・

その願いはますます私の中で強くなりました。

そんな気付きを与えてくれた上野さん、本当にありがとうございました。

そして、本当にお疲れ様でした。 また来年も・・・☆

* * *

最後に、戦後70年という今日の日に、
アメリカのシンガー、パティ・スミスがインタビューで語っていた言葉の断片を。

彼女は、自分の祖国が日本にしたことを恥じていると心からの謝罪のあとに、こう言っています。

日本は、被爆体験など核開発の歴史において、最も辛い思いをしてきた。

震災後の原発事故で再び苦しむことになるなんて、悲しいことだ。

日本は、そんな全世界の中でも珍しい歴史をもつ唯一の国。

平和な世界の実現や、継続可能な環境保護の鍵を握っている。

それを世界に発信しリードしていく大事なポジションに立っている。



過去のことを恨んでいがみ合っていても何も生まれない。

そんな時間は、もう私たちには残されていない。

戦後70年。 「7」は区切りの数字。

この唯一無二の日本という国から、新しい世界を始めていこう。




☆☆☆☆ライブ情報☆☆☆☆

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詳細決まり次第アップ予定!
とりあえず11月23日の夜は手帳にメモしてね…♡