バスの窓からチラッと一瞬見えただけで、鳥肌が立ち、思わず息を飲みました。
広島の原爆ドーム。
初めて見たのは、高1のときかな。
とても衝撃的で、いまでもそのときのことをよく覚えてる。
テレビとかで見て想像していた大きさよりは、とてもこじんまりとしてて小さいなぁという印象。
それなのに、、、それなのに、、、
想像していたよりも、建物とその周りを取り巻く空気というか、オーラというか、、、そういうものが明らかに他とは違っていて、バスから降りても、しばらく某然と眺めて立ちすくんでしまった。
ドームの中は、破片や瓦礫がそのまま残っていて、今にも崩壊しそう。静かで、厳かで、そこだけ風や時の流れが当時のまま止まっていた気がした。
平和記念資料館は、痛々しく生々しいほどに、当時の戦争によって被害を受けたモノの現物やヒトの写真が展示されていて、感情移入しやすい私は正直見るのが本当に苦しくて、何度も目を背けたくなった。
それでも、目に、心に、焼き付けたんです。
戦争の悲惨さを知ることから目を背けて、いつかまた同じことが繰り返されそうになっても、なんとも思わない大人には絶対になりたくなかったから。
私たち人間は時が経てば忘れてしまう、弱くて、都合のいい生き物。
だから余計に、そう思ったんだ。
誰に対してというわけでもなく、怒りと憎しみと涙でいっぱいになった状態で記念館を出た。
でも、公園に進むと、そこにあるのは、
高く広がる青空。
吹き渡るやさしい風。
色とりどりの献花や千羽鶴。
そして、
「安らかに眠って下さい
過ちは繰返しませぬから」
と刻まれた石碑。
みなさんはこの碑文を読んで、
何を感じますか?
被爆者の方の言葉なのだそうですが、そこには憎しみではなく、"許し"と"穏やかさ"さえ感じられたのです。
忘れない=憎むこと
じゃない。
忘れる= 許すこと
でもない。
忘れない
ということは、ただただ、戦争がどういうものであったかを知っておくこと、同じ過ちを繰り返さないようにするということ。
前を向いて生きていくこと。
そう教えられた気がしました。
もし、忘れたくない、忘れたい、、、という中で葛藤している人がいたら、少しでもヒントになればいいなぁと思って書きました。
ただでさえ暑いのに、さらに暑苦しく長々と話してしてしまいましたね…^^; ここまで読んでくださった方がいたら、ありがとうございます。
この類のお話は、ついつい語り出すとヒートアップしてしまうんだよなぁ。。。
まぁ、こんな暑苦しいやつが一人くらいいたっていいよね?笑
でも、そんな熱い想いを持っているのは私一人だけじゃなかったみたい^ ^
同じように、平和への想いを強く持った歌い手が集い、その想いの丈をそれぞれの音楽や語りを通して届けるイベントに出させてもらうことになりました。
いろんな意味でアツいライブになると思います^ ^
私も全身全霊で歌うので、
ぜひ見に来てください。