2月11日、
雪がたくさん降った。
大阪に行く前に、早めに家を出て、
傘をさして、長靴をはいて、カメラを持って、
雪の中の五重塔を撮影に行く。
五重塔の前にはカメラを構えたたくさんの人。
雪が積もり、たくさんの人に囲まれる五重塔。
雪の中の五重塔はとてもきれいだった。
2月16日、晴れ。
歩いて治療所へ向かう。
普通の日。
そんな普通の日の朝の五重塔は、
誰にも囲まれていない。
先日の光景がうそのように。
でも、
先日と同じように五重塔はそびえ立つ。
誰に見せるわけでもなく、
見られるわけでもなく、
いつも通り、そこに立っている。
「いつも通り」
どれほど難しいことか。
私たちは、周りの人、環境によって行動を変える、
変わる、
変わってしまう・・・。
周りの環境が変わろうとも、
ただただ
同じようにそこに立つ五重塔は本当に素敵だった。
あの、たくさんの人に囲まれていた雪の日よりも、
私には
普通の日の五重塔の方が輝いて見えた。
五重塔の見え方を変えるのは天地。
いや、天地人。
こちらのそのときの感情、状況によっても見え方は変わるのでは。
五重塔だけではない。
他者の見え方は、こちら次第。
これからも、歴史ある五重塔から、様々なことを教えていただきたい。