パネルを貼る設置面積、一昔前には切りよく1メガ5千坪と教わったの覚えてる。

学校のグランドのような狭い面積の平地で、パネルの間隔が3.5~4m、当時の古いパネルで60セル230Wが前提、全周囲セットバック10~20m程度取る。パネルの品質も悪かったから1~2割り増しで設計した。傾斜角も30~35度。この条件で1メガ5千坪だったわけだ。


今は条件がガラッと変わってるのに、この数字が頭に残って消えない人がまだ多いのに飽きれる。

結論から言えば現在の常識は1メガ3千坪だ。もちろんこの数字の外にグリーンベルトエリア30%増し程度が必要になるが、これは開発面積の中に入れない。この数字を入れても1メガ4千坪だ。大規模な調整池が必要な場合でもグリーンベルト含めて1メガ5千坪を超えることは無い。


何故かと言えば、

①傾斜角は20~25度前後が主流になっている⇒その分間隔が詰まる

②特高案件は殆どが山林で元々傾斜角が自然についているから実際敷設面積はより狭くなる

③パネルの品質は著しく向上し、60セルタイプで260~270Wが標準

④実際の運転実績から、パワコンとパネルは同じ数字が常識化


林地開発を知らない人も多過ぎる。

林地開発で気を付けることは以下の通りだが、手順通りやれば必ず通過する。

静岡県の例をあげる。

①実際に造成する面積が50ha以上だとフル環境アセスメントが必要(指導だが・・・)

②実際に造成する面積が50ha未満ならミニ環境アセスでOK(これも指導だが・・・)

③50ha造成するとしたら、100ha以上の土地を持つ必要がある(50%ルール)

④グリーンベルトは平均周囲で25m程度(1~30m、30mが80%基本)

⑤隣の土地が自分の土地ならグリーンベルトは無用

⑤周辺居住住民がいるところは開発エリア外も所有や借地に努める(近隣対策)


開発面積が50haだと40メガ貼れない?君は馬鹿か?

これは開発面積と言う言葉の意味の誤解から来るのと、昔の常識が頭からこびりついて離れないからだ。

多くの県では開発面積と言うと、グリーンベルトを含めているから混乱しやすい。

従って70ha(22万坪)くらいが開発面積と言うと実質50ha造成できる。

だから静岡県の山なら50haで40メガができる。もちろん造成しやすい面積が50haというのが前提だが・・・・


さて、これでも1メガ5千坪(実質)だと言い張る?

グリーンベルト含めても1メガ4千~5千坪あればパネルは貼れるのだ!

実際に敷設する面積はメンテナンス道路含めて1メガ3千坪。これにパワコン等設置スペースと調整池が1~2割増し考えれば万全だ

小さな山だとグリーンベルトのロスが出るから坪数が増えることは当たり前だが、30メガ以上になるとロスは減ってくる。


平均傾斜10度の斜面に敷設する場合、260Wパネルを敷き詰めたら22haに過ぎない!

だから、開発用地が70haあれば50ha造成でき、40メガが貼れるわけ。もちろん50%ルールがあるから土地の取得面積は100ha以上が絶対条件だ。


但し、ゴルフ場は気を付けて!

ゴルフ場は100haあっても40メガ貼るのは至難の業。

平に見えるのはフェアウエイと一部のラフだけ。造成が意外と難しく、いじくれば用途変更だけではできないコースが多いし、土地が動くコースも多いから、開発にてこずる。ゴルフ場なら100haあっても30メガ以下になる。ひどいコースなら15メガだ。