朝食は大切だとよく言われている。
確かに、1日の活動を支えるエネルギー補給には大切だと思う。

しかし、朝食を抜く人が少なくない。
お腹が空かないという理由もあるようだ。
自分でも起き抜けから空腹であることは少ない。

どうしたら朝食を美味しく食べる事が出来るかを考えてみる。


1)前日の夕食が遅い?

眠前に食事をすると、休息と修理を睡眠中に行うべき時に「消化吸収」を身体は無理矢理させられてしまうので、消化吸収も、身体の休息も、身体の修理も不完全で朝を迎えてしまう。寝酒もアルコールとアルデヒドを分解しなければならないので解毒の負荷がかかってしまう。しかし、夕食をお腹いっぱい食べても終わる時間が20時くらいで24時に寝ればその心配は軽減されているとは言える。
 が、
寝ている間は修理をしてはいるものの、全体の「代謝力」はかなり抑えられている。従って、消費エネルギーは少ないはずである。朝を迎えた時には前日寝る前に蓄えたエネルギーが残っているため、食欲という欲求を発することは無いのかも知れない。

→ その為には夕食が終わる時間を早くするか、夕食の量を減らす事を考えた方が良いのかも知れない。修理ホルモンである成長ホルモンは22時から分泌されることになっているので遅くとも23時には寝たい。となると、19時には食べ終えている方が良い ということになりそうだ。


2)朝食までに脳と身体を覚醒させる

食事をする前に一仕事しておくのは理に適っている気がする。お寺の僧侶は朝食前に掃除をする。お相撲さんは稽古をする。農家さんは農作業をする。漁師さんもそのようだが朝が早すぎる気もする。 サラリーマンは・・・ 早起きをして運動している人はそういないだろう(通勤電車で朝からグッタリしている)。 学生さんも しない。ギリギリまで寝ている。 私も・・・しない。 これでは身体は起動せず、消化吸収の準備も整わないので食欲は起こらないのは当然かも知れない。とすると、朝のラジオ体操はまだ理に適っている気がする。私は空腹になるまで待つことにしているが、起きてから1時間ほどはかかるので早起きして新聞を読んだり仕事の準備をしたりして空腹がくるのを待っている。遅く起きた時は10時くらいまで空腹が来ないので、ブランチにしてしまう。


ともかく、

食事は空腹感を充分に得てからした方が良いと思う。
身体が望むように行動することが大切だと思う。
だから1日3食をきちんと食べなければならない というのは間違っていると思う。
元気の源だからと朝食を無理矢理食べさせたり、12時になったから昼食を食べなければならない
という概念はおかしい。
社会生活でDNAに刻まれている可能性は有るものの、そんな生き物は人間しかいない。
生き物として考えれば、空腹になったら食事をするのが正しいだろう。
社会生活と空腹を両立するややこしさはあるが、規則正しい食生活とは充分にお腹が減ってから食べる事だと思う。

きっとそうだ。

ただし、「腹八分目に医者いらず」は大切なことである。