「あれっ? タンポンの紐が、ない……」

生理2日目の朝、トイレで呆然。
昨夜、確かに入れたはずのタンポンの取り出し紐がつかめない。消えてしまった。

何を言っているかわからないと思うが、どうやら何かの拍子に体の中にすべて入ってしまったらしい。

そんなことある?
タンポン入れて、もし奥まで入っちゃって出てこなかったらどうしよう!
なんてのは都市伝説のようなもので、実際にはありえないと思っていた。

だけど調べてみると、実際出してもらうのに数万円かかった~なんて
恐ろしい体験談も出てくる。
それに今はもう他人事じゃあない。

すぐに婦人科に行こう。

……とは思いつつも、人の手を借りるのはなんだが恥ずかしい。
自分でなんとか都合よく、どうにかこうにかして「なかったこと」にしたい。
案外、ピンセットのように爪でつまんで引き出せたりして。

ありがたいことにネット上には、以下の解決策があった。

■タンポンが取れない時の取り方
①まず指を消毒する
②タンポンの取り出し紐が体に張り付いてないか落ち着いて探す
③なければ人差し指を膣の中に入れヒモを探し当てる
④しゃがむと取出しやすくなる
⑤自分で取り出す事が不可能なら、すぐに婦人科を受信してください

淡い期待を胸に消毒液で人差し指を消毒し入れて探る。
さらにしゃがんで探る。
ない。

さすがにこれ以上やったら、かえって奥の方へいっちゃうかも……
「もう手術するしかないですね」と言われる未来がうっすらと見えかけ
慌てて血みどろになった指を体から引き抜いた。

悔しいけど、あきらめて婦人科に行こう。

「ぉはようございます……朝起きたらちょっと体がだるくテ……」
総務に下手な小芝居をした。