こんばんはEmi(えみ)です。


今日は、私が小学校5年生の時に受けた、生まれた時の性別が違うことが原因で、大きな屈辱感を受けた時の出来事についてお話します。


小学校5年生にもなりますと、早い子ですと
男子であれば精通、女子であれば初潮というものを迎えます。

男女共に、大人になるに向けて、これから起こる身体の変化に対する正しい知識を身につけるために、4クラス約160名が視聴覚室に集められました。


しかし今日の先生方の様子は、いつもの様子とは違って、ピリピリしていました。

学年主任のオバサン先生
今日はクラスごとに、
男子男性トイレ女子女性トイレ
別れて座って!
(そのあたりからして、怪しい雰囲気です。)



そして、お決まりの映像を見ることになります。


映像観賞が終わり、今度は、保健の先生からの補足的な説明があります。


保健の先生の話も、全て終わったところで、


学年主任のオバサン先生
では、女子女性トイレのみこの場に残って、
男子男性トイレ先に、教室へ戻って下さい。



えっ!?私。

この場に残っていちゃいけないの?


なんで先に教室へ戻らないといけないの?

と、本気で思っていましたからね。



教室へ強制送還されてから約20分後、クラスの女子たちが戻ってきました。

それから約5分後、
今度は、学年主任のオバサン先生が教室にやって来ました。


先生が持っている箱の中には、2種類の物が入っています。


しかし中身は明らかに、クラス全員分の数量ではなく、約半分の数量しかありません。


学年主任のオバサン先生
では、女子女性トイレのみ今から前へ出てきて下さい。

渡す物があります。


クラスの女子全員、約20名が前へ出ていきました。

女子に紛れて列に並んだ男子も確かにいましたよ。



女子へ渡された物は2点

1点目は

・ナプキンの試供品


もう1点は

・小さなパンフレット

そのタイトルは

「娘へ」というものです。



私も欲しかったな。

心の中身は、十分“ 娘”
(ではないよ。)

なのですから・・・。



受けることの出来なかった、
大切な授業。

そして、

受け取ることが出来なかった
試供品。


本来、生まれるべきはずの外見の姿であれば、みんなと同じ列に並んで、受け取ることが許されたはずなのに・・・

幼稚園のトイレの時以上の屈辱感です。



その時の私の心境は、

まさに、

生まれる性まちがえ
(皆さん漫画読みましたか?)


そのまんまです。



あれから十数年後の2000年代前半、
ようやく私はインターネットというものを通じて、その時に女子のみに対して扱われたであろう内容の“補習授業”を自宅で受けました。

主に、ナプキンメーカーが製作した小学校高学年位から中学生位の女の子を対象としたサイトと解説動画を見ることによってです。

この内容は、女の子だけではなく、男の子にとっても、女の子の気持ちを理解する上で必ず知っておくべき内容の知識や情報だと思います。

また、男の子であっても、将来、娘が生まれたものの、悲しい事情により父子家庭となってしまうことが起こる可能性もあります。

生理の仕組みに関する知識と対処の仕方、これは男女共通の学習課題だと私は思います。



最後まで読んで頂きまして、
ありがとうございました。