私がたどり着いた星は、猿たちの集まる癒しの温泉があるところでした  温泉
そこでのんびりと過ごす毎日が続きました。
 
 
温泉に通ってくる猿たちは、私の事を忘れたかのように、お湯をかけあったりもぐったり自由きままです。
 
そして、いつの間にかその仲間の一員になったようで、温泉で一緒に遊ぶようになりました。
 
 
みんなが私を受け入れてくれた事が嬉しくてたまりません。
 
 
すっかり私に対する警戒心も、みんなと違う私の姿に違和感もなくなり、温泉に集まる大切な仲間になっていったのです。
 
その日も猿たちは、「バイバイ‼️」と手を振って帰って行きました。
私は温泉に1人残りましたが、もう前の私ではありません。
 
 
「もう一人ぼっちじゃない‼️寂しくもないよ‼️」
 
 
もう、フラフラと宇宙をさまよう事はありません。
寂しくなったらまた、この星の癒しの温泉に来ればいいのですから  温泉
 
ここには、いつでも私を迎えてくれる猿の仲間が待っていてくれます猿
 
 
私は癒しの温泉で生まれ変わりました。
仲間の大切さや、会話できなくてもコミニュケーションをとる事の大切さを知りました。
 
 
そして私は、私専用の葉っぱに乗って、また宇宙に帰って行きました。
 
 
おしまいなり〜
 
 
この作品は、2016.2.22
遠隔中にえみちゃんがみたビジョンを
ミポリンがメルヘンに書き下ろしました。