『 人を応援できてこそ本物だよ!』
コンクールが近づくと、みんながピリピリし始めました。
全員が出られるものと、NHKコンクールのように40人という、制限のあるものがあったから。
選ばれるか否かは、オーディションが度々行われ、その時期は緊張の連続だったね。
歌っても歌っても、自分がうまくなっている気がしない・・
周りも共に成長しているから、自分の成長がわからない。
大好きな歌を歌う事が、どんどん苦しくなる時期が押し寄せてきました。
何度も悔しい思いをしたり、情けない思いをしたり、かなりの浮き沈みを味わったが、その度にたくましくなる姿を見て、応援するだけでした。
陰ながら応援してたら、同じような親のネットワークができ、みんなでコンクールの追っかけを始めました。
この仲間ができた事で、私が非常に救われました。
コンクールに選ばれた子も、落ちた子もみんな日々練習している仲間。
舞台に上がった仲間を、客席から手を合わせて祈りながら応援している姿に、すごく感動しました。
あんなに悔しがったけど、舞台の上も客席も一体となって歌っていたんだね。
そんな生徒を身近に見て、追っかけをしていればこその成長を見ました。
何よりも、コンクールが終了
全員が会場から引き上げますが、息子達の学校だけは最後まで残り、全員で会場のゴミ拾いをするのが通例になっていました。
わずかな人からの、ご苦労様‼️の言葉にみんなはどれほど嬉しかったでしょう。
歌って結果を出すだけではなく、歌も掃除も全員のチームワークが生かされていました。
(続)