風雨に強いタンポポのように、簡単に引き下がらない私です。
強い気持ちでテニスに復帰はしましたが、私の指が治る事はありません。
痛みがなくなった訳でもありません。
ペアが決まって1ヶ月半後に、ついに目標としてきた試合を迎えました。
復帰戦は1年ぶりの参加ですから、とにかくこの舞台に帰ってきた事が、私には何より大事な事でした。
指に負担をかけられないため、周りの人より練習が少ないのは仕方のない事でしたから、もう出られるだけでいい。
今できる事を精一杯やればいいんだから、ここに戻るまでの苦しさに比べたら、なんでもないよ‼︎
たとえ負けたって、言い訳いっぱいあるし怖いもんなしなんだから。
そんな開き直りとも言えるような、自分を下げないためのたくさんの想いを、心の中で繰り返していました。
そうです、誰も私がリウマチだという事も、ペアがどう言う人かというのを知らないのですから。
ペアの彼女はご主人の転勤で、移動してきたばかりだったのです。
復帰から半年、コツコツやってきた練習がある‼︎
誰もができない事をやってきた自分を信じるしかない‼︎
私はとうとう、まな板の鯉状態で本番を迎える事になったのです。
(明日につづく・・)