4つの開運日が重なった春分の朝
地域で管理している墓地の清掃に参加してきました。
箒で落ち葉を掃き集めていると
墓地に立つ六地蔵様に見られているような感覚になり
いつの間にか夢中になって掃除をしていると、徳を積んでいるような清々しさを感じます。
ただ場所が場所だけに、気になる事もあり
念のため葛井寺で頂いた吉祥塩を持参していましたが…
さて、先日 母のお墓参りに父と行ったのですが
車中で高野山の話題になり、急遽 高野山へ向かうことになったのです。
父と高野山へ行くのは小学生の時以来。
子どもの頃の印象といえば
立派なお墓が立ち並ぶ、怖い場所というイメージが強く
両親の趣味に付き合わされているといった感じでした。
家族で旅行をする事がほとんど無かった我が家。
正直なところ、遊園地やもっと楽しめる場所に連れて行って欲しかったのですが。
そんな昔を振り返りながら訪ねた高野山。
あれから40年以上が経ち
歩幅も小さくなり、なんだか小さな子どもの様に可愛らしくなった父
六角経蔵
「せーの。」の掛け声で
父と二人で経蔵の取っ手を押し、時計まわりに1周した時
ふと父の顔をみると
仏様のような柔和な顔をしていて、顔つきが変わったと感じました。
あれっ、こんなに優しい顔だった?
自分の事は後回しにして、家族や親戚一同に困った事が起こらない様
心配ばかりしてきた父。
仕事一筋で辛抱強く、我慢強い
『○○が心配だ〜』が口癖の昭和一桁代です。
今も尚、この世を去った後の事を心配し先回りして行動しています。
90年程生きてきて
少しは自分に対してのご褒美や、贅沢をしても良いと思うのですが。
家族や親戚の為に動く人
これも父自身が産まれる前に書いたシナリオ通りの生き方なのでしょう。
そしてこの父を選んで産まれてきた意味も考えさせられました。
堅実に たくましく生き抜く
この両親の元で育った事に感謝しかありません。
親って、本当にありがたい存在です。
お父さんありがとう。
お母さんありがとう。
そしてご先祖さま、ありがとう🌺