こんにちは。
笑実です🌺
前回記事の続きの話です。
NHKの番組「こころの時代」の録画を観ていたら
『縁起』についての解説が始まりました。
楽しみに拝読している桜井識子さんのブログにも
縁起物の事が書かれていたこともあって、興味深い内容でした。
単なる備忘録ですが
もしご興味があるようでしたら参考にして頂けると幸いです。
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龍樹(リュージュ)は大乗仏教の時代(2世紀頃)に活躍した僧侶。
彼の元で、大乗仏教は多くの信者を獲得します。
人々を引き付けたのが、龍樹が掲げたすべてのものは『空』であるという思想。
龍樹が解く『空』に欠かせないのが、『縁起』の概念です。
縁起は物事の関係性を示します。
例えば、『家』を見ると
家が存在するのは、柱や屋根、壁が互いに関わり合うからです。
家は分解すると、柱や屋根、壁などの集合体。
つまり家とは、柱や屋根などそれぞれが関わり合うことで現れたものにすぎず
固定的な実体はないと考えるのです。
この双方向の関係性『縁起』があらゆる物事を成り立たせると
龍樹は主張したそうです。
双方向の『縁起』で世界を見てみると
人と人、人と自然、すべては結びつき影響し合っています。
『関係性がなければすべての存在は成り立たない』
これを『すべてのものは空である』 と龍樹は言ったそうです。
私たちの身の回りに存在している事物も、実体として存在しているものではないと捉え
世の中に存在しているものはすべて『空』であると説いた。
それは何故かというと、すべて『縁起』によって成立しているものだから。
世の中全部が縁起しているという事は、ある人とある人が支え合う関係があって
片方の人が取り除かれると、片方の人が倒れます。
全部が相互に必要としあっているから、『慈悲』が立ち上がってくるのではないかと。
全てが繋がってバランスをとっているから、目に見えないけどそれに気づく。
それが『空』 と 『縁起』ではないのかと.....
あなたや私が存在するのは、互いの関わり合いがあるから
そうした縁起の世界に居ると気づいた時、自然と湧き上がってくるのが
『慈悲』 であると説明されていました。
(一部抜粋)
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何事も興味が沸いた時に、少し掘り下げて調べてみると
新たな発見があって勉強になり面白いですね。
あと1つ、『手動瞑想』のやり方が紹介されていたので
紹介を兼ねて記載しますね。
手動瞑想は、20世紀になってからタイで発案された新しい瞑想のやり方です。
手の動きを観察するものなんですって。
瞑想って、あぐらや正座をして”ジ~”っとしているイメージだったのですが
こんなやり方もあるんですね。
ジ~っと観察するのではなく、止まった所の要所要所だけ気づけば良いらしいです。
色んな事を考えたりするけど、全然構わないので
『あ、考えているな。まあいいやOK!』という感じで慣れて手放していくのだそう。
これで集中力も高まるそうですよ。
①手を膝の上に置きます。
②手をグーにして、膝の上に立てます。
③その手を上にあげて、止まった所で動きを感じ気づきます。
④次にその手をお腹に持ってきて、そこで動きを感じ気づきます。
⑤次に胸の所に持ってきて、同様に感じ気づきます。
⑥次に③の動作⇒②の動作⇒①の動作に戻ります。
⑦逆の手で①~⑥を繰り返します。
以上です。
では、今日も素敵な1日をお過ごしくださいませ。
感謝🌺