銘仙と花シリーズ、来年秋の展示用の「ホトトギス」前回はここまで紹介しました。
髪と顔を塗ってから、着物の左側を塗りました。
いつもは全体的に進めますが、柄が複雑で全体的に塗ると、色や柄を飛ばしてしまいそうなので、縫い目ごとのパーツに分けて塗る事にしました。
柄を飛ばす事がなくなる分、いちいち絵の具の色を変えないといけないので時間が掛かります。
髪が乱れた感じに見えたので整えました。
着物は右半分に差し掛かったところで、ホトトギスとの境界線が曖昧で塗りにくいのと、着物の柄がごちゃごちゃして花と一体化してしまいそうなので、輪郭線を描き込んでしまった。
ホトトギスの輪郭線が、漫画みたいに浮いてしまい不自然だったのと、やはりホトトギスの花が目立たないので、ホトトギスの周りの着物のトーンを落としてみました。
構図的にホトトギスがもっと高い位置にあれば、もっとはっきりするのだけど、ホトトギスは日陰の低い場所でひっそりと咲くので、私の中ではこの位置がベストなのです。
次は完成を。