泡泡。泡のなか。あわに乗って、泳いできた。深海から水面へ昇り、眠りから目覚めた。太古の香りを包んだ泡。あわに運ばれ、飛んできた。大空高く屋根を越え、笑い声が届くまで。大志に溢れて膨んだ泡。あわに守られ、生れてきた。神秘なる生命の息吹、高らかな歌と合掌。命脈に響いて育んだ泡。泡と成り、泡と昇り、泡と共に。消えることなく壊れることなく逢えるときまで大切な一つの泡。