山。
遥か昔も、
いまも。
遠くからも見渡せる
大きな、大きな景色。
眺めては、
懐かしみ。
描いては、
郷愁に浸る。
思い出の画もあれば、
いつか、生きたかも知れない場所。
なだらかな傾斜の次は、
急に滑り台のように。
壁のような坂を越えれば、
緩やかな波紋のように。
見ように依れば、
逆の繰り返し。
感じように依れば、
歩いていれば坂でも
遠くからみれば平坦。
そうやって、
ずっと佇む姿が、
痛みと苦さに沁みる。
どれだけの言葉よりも、
深い処へ滲み。
やまほどの経験に、
やまほどの教えを見る。
山からの詠。
山。