大切な大切な人。

彼女がこの世を去って悲しくて辛くて寂しくて

人は大切な人を失った時、その残酷な現実と受け入れれない現実と必死に戦う。

苦しくて苦しくて

寝ても覚めてもずっと思い続けて

いるはずもないのに面影探して

現実見てるのにウソやといつまでも思いたくて

でもその度いなくなった現実が容赦なく突きつけられる。

その度心がズタズタにされる

何処までも何処までも深い闇に落ちていく。

何かにすがりたくて

何かに頼りたくて

見たくない現実、知りたくもない未来を生きる。

いつもと変わらない風景。

いつもと変わらない日常。

でも、そこに彼女はいない。

きっとみんな正気ではいられへんねやと思う。

何か意味を持たないと生きていけへんねやと思う。

人は弱いから何かに依存しな生きていけへんねやと思う。

色んな事に関連させて亡くなった人と結びつける。

人を愛する喜びを教えてくれた。

人を大切にする事を教えてくれた。

当たり前の事が実は当たり前じゃないって教えてくれた。

そして…失う辛さを教えてくれた。

分かるよ。めっちゃ分かる。全て分かる。

全部彼女が教えてくれたからね。

でもね、でも。失ったものが大き過ぎる。

それなら俺は知らなくて良かったよ。

ただ生きてて欲しかった。

どんな姿になっても一生変わらず愛するよ。

どんな姿になっても一生側で支えるよ。

声が聞きたい。いつも喋ってんのん俺ばっかやん。

たまには返してよ。

アホやなって笑って欲しい。

バカやなって怒って欲しい。

また…名前呼んで欲しい。

誰よりも可愛い笑顔で。誰より綺麗なその声で。

俺ね、死ぬのが怖くなくなったよ。

死んだら君に会えるかなと思ったら今は楽しみでもある。

ずっと褒めてくれてたよね。

男前やって。声が好きって。優しいって。

おかしいよな。

あれから同じ事色んな人に言われるけど、なんも響かへんねん。

君やったから全部が輝いてたんやろね。

君に言われたい言葉やから。

やからね、俺は限られたこの命。君と生きたこの命。

最後の日まで一生懸命生き抜くよ。

君が褒めてくれた俺は誰よりも男前で居続けていつか君を迎えに行く。

やからね、やから。その日までちょっとだけ待っててね。

そしてまたそっちで会えたらよく頑張ったねって褒めて欲しい。

君が教えてくれた事。

俺にとっては今も昔もこれからもずっと君が1番大好きやって事やよ。