おはようございますテトです。


私は現在サラリーマンを続けながら、果樹園で研修生としてアルバイトをしており、これから脱サラして、農家になる予定のアラフォーおじさんです。


そのお世話になっている果樹園では梨とブドウの袋掛けは終わり、いよいよ来週から開園を迎えることになりました。



この梨の袋掛けが難しく、ボトボトと梨を落としてしまい、ガックリ💦


ぶどうはともかく、梨の袋掛けは大変でした。


さて、そんな私ですが果樹園の研修生として働き始めてから10ヶ月が経過しました。


まだまだ素人同然の私ですが、、1年後にはこの果樹園を事業承継という形で引き継ぐ予定でいます。


と、言うのも、この果樹園は園主(93歳)の娘さんが2人で父から受け継いで経営していましたが、体力的にも難しくなったこともあり、担い手を探すことに。


その担い手として、偶然ではありますが、知人からの紹介により、私に話が来たのであります。


私はその有難い申し出を一つ返事で承諾し、今に至るわけですが、先日、93歳の園主がぽっくりとお亡くなりになってしまいました。


亡くなる前日まで畑に出て、好きなお酒を飲んでいたらしいです。


お亡くなりになってしまったのは残念ですが、素晴らしい人生を歩んだのだと思います。


1.天職


園主がお亡くなりになり、娘さんよりこの果樹園を引き継ぐのか、再度確認されました。


その時、私は故人の意志を継ぎ、次の世代へと引き継いで行きたいと回答しました。


それまでは、果樹を育てるのが好きだったので、好きなことをやれるならと思い、この果樹園の担い手になろうと考えていましたが、今回の出来事をきっかけに、やりたいことをやるから、やらなければならない役割へと変わっていきました。


それが良い事なのかはさておき、果樹園の存続が私にとっての天職となった訳です。


天職と言うと、一般的には好きなこと、得意なことなどを仕事にすることを言います。


でも、果たさなければならない役割があり、その役割を全うするのも、天職であると、とある本で読みました。


なので、この果樹園を次の世代へと引き継ぐことが、私にとっての天職となった訳です。


ただ、天職に就いたからといって、幸福な人生を歩める保証はもちろんありません。


辛いこと、苦しいこと、諦めたり、捨てなければならないことも増えてくること思います。


なので、この選択が正しかったどうかは死ぬまでわからないかも知れませんが、誰かのためになれるなら、それはそれで良しと、今は思うようにしています。


2.転換点


ある程度の年齢を重ねると、自分にとって本当に大切にしなければならないものと、そうでは無いものとを見極めるスキルが身につくと思います。


大切なものを選択し、その他のものは諦めて前に進む、私にとっての転換点は今がまさにその時なのかもしれません。


ただ、今、振り返ってみると、私の場合の転換点は東京から現在の場所(田舎)への引越しを決断した瞬間だったような気もしています。


生まれ育った土地を離れ、新たな場所であらたな生活をする、これは大きな変化でした。


年齢を重ねると価値観も変わり、そしてそれが行動へと現れます。


農家になるということは収入面では安定しませんし、それほど多くの収入も望めません。


しかも、サラリーマン時代よりも過酷な環境で働かなければならなくなります。


それは、お金を稼ぐという側面だけでいえばマイナス面しかありません。


そのため、決断した当初は周りの人から反対されたものです。


それでも、ブレることなく決断することが出来たのは、妻の協力はもちろんのことではありますが、自分の中の価値観がハッキリしていたことが大きいと思います。


私の場合は健康と自由な時間を大切にしています。


夕飯を妻と一緒にゆっくり食べる、愛犬と一緒に散歩する時間が大事なのです。


そのための行動をコツコツとしていたおかげもあり、運良く、新しいステージへと進むことが出来たわけであります。


3.まとめ


人生、何があるか本当にわかりません。


まさか自分が農家になるとは、数年前には想像もしていませんでした。


ただ一つ言えることは、他者のために行動し、誠実に謙虚に、そして自分のやりたいことを楽しそうにやっていると、自然と人が集まり、物ごとが良い方向に動き出します。


笑う門には福来るではないですが、毎日を楽しく過ごすことは、とても大切です。


お金も大事ですが、それ以上に大事なものがこの世には沢山あります。


毎日を楽しく過ごせるよう、これからも頑張りたいと思います。


では、これから果樹園に働きにいってきます!


最後までお読みいただき、ありがとうございました~🐓⸒⸒